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米Appleは、サンフランシスコで開催中の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference (WWDC)」でTwitterとの連携強化を発表した。iPhone、iPadなどのiOS搭載デバイスのApple製アプリの中から直接Twitter向けに情報発信できるほか、iOSデバイスの設定画面で一度Twitterにログインするだけで他のアプリへもTwitterIDでの自動ログインが可能になるという。
アプリ、サービスごとにID、パスワードを設定しなくても、米国ではほとんどのアプリ、サービスがTwitterもしくはFacebookのID、パスワードでログイン可能。ネット上の標準IDシステムの座をめぐってTwitter、Facebookで競っているわけだが、iPhoneがTwitterと連携を強化したことでTwitterのほうが一歩先に出た形となった。AppleはIDシステムの利用に関してFacebookと過去に交渉したことがあるが、金額面で折り合いがつかず物別れに終わった経緯がある。(関連記事:PingめぐりApple、Facebookが1年半交渉も実らず 対立鮮明に【湯川】
今回発表によると、iOSデバイスのカメラや、写真、Safari、地図、YouTubeなどのアプリから、直接Tweetが可能になるほか、連絡先のリストをTwitterアカウントとひもづけることで連絡先の友人の最新のTweetを表示できるようになるという。