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Facebookの投資家兼元社長 ショーンパーカー(Sean Parker)氏が、共同でNapsterを創業したショーン・ファニング(Sean Fanning)氏と再び手を組んだ。
その名も「AirTime」。PtoPソフトで良くも悪くも世に名を馳せた2人が仕掛けるリアルタイムビデオチャットということで、話題性は最高潮。北米の名だたる投資機関やエンジェル投資家がこぞって出資した。
どんな革命が起きるのだろう、ソーシャルネットワークが世界で普及した現代で何が変わるのだろう。遂に6月6日、サービスがスタートした。
“チャットルーレット” やん!
Facebookアカウントを介してログイン。ビデオ機能はAdobeFlashするのだが、起動してまず驚いたのが、CPUは1.5GHz以上、RAMは512MB以上、そしてインターネットの帯域は 1.5Mbps という条件。どれだけ高クオリティを要求するのか、どんなサービスなのかとドキドキしながら始まったのはロシア発で2010年に大ブレークした「チャットルーレット」(知らない相手といきなりビデオチャットがスタートするサービス)そのものだった。
いきなりマッチしたのは、無作為にマッチした人ではなく実はFacebookに登録した興味分野でマッチする人。こうなったのも実は「Talk to Someone」ボタンをクリックしてしまったからで、以下のように「ご近所(Nearby)」「友達(Friend of Frined)」「共通の関心がある人(Common Interests)」をチェックボックスで指定して、その中から抽出したからに過ぎない。
そもそも右側にはFacebookのフレンドのリストがずらっと並んでおり、AirTimeはその中から相手を選び高品質な映像でビデオチャットをするというものなのだ。
しかし、なぜ2人はFacebookのソーシャルグラフを使ったビデオチャットで、諸刃の剣であるチャットルーレットの要素を入れたのか。Facebook上場後に株価が急落し、ユーザーサイドの賑わいに変化が現れることを予想した上での刺激策と考えたのだろうか。
ビデオチャット画面にはYouTube動画の検索と再生機能が組み込まれているが、それがどのような作用を果たすのか今のところわからないが、ビデオコンテンツとFacebookソーシャルグラフを活用したコミュニケーションが融合されるのは間違いなさそうだ。
【関連URL】
・https://www.airtime.com/
https://www.airtime.com/
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。個人テーマは「ビットxアトム」