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震災以降の若者の価値観が大きく変化し始めた。がむしゃらに仕事をし大型消費をするライフスタイルを「イケてない」と考える彼ら。「お金」より「やりがい」「貢献」を重視する彼ら。
経済低迷と震災の一時的な影響に過ぎないのか。高度成長期の単なる揺り戻しだろうか。いずれまた経済成長を望む価値観に戻るのだろうか。
実は、情報社会学者などによると、この価値観の変化は単なる揺り戻しではなく、新たな価値観のバラダイムの始まりだという。
武力が社会を動かした中世から財力が社会を動かす近代に移行する際に起こった価値観の大変革が、今また産業社会から情報社会へと移行する際に起ころうとしている、というわけだ。
この価値観の変化は、やがて物欲を大幅に減少させ、これまでのビジネスは縮小せざるを得なくなるという。人口減少による経済縮小にさらなる拍車をかけるというわけだ。
そしてそう遠くない将来に「貨幣」に代わって、インターネットを通じて可視化される「知恵」「人徳」「評価」「共感」が社会を動かすようになるという。
その兆しがいよいよ見え始めたわけだ。そしてこの変化の中で企業や国家といった枠組みも大きく変わらざるを得なくなる。
そうした新しい時代が最も早く訪れるのが日本になる、と言われている。先進国の中でも最も均質化された社会で、高齢化が進む社会だからだ。世界を見渡しても前例のない新たな社会の形が日本で最初に出現することになる。日本人自らが、航海図のない大洋に船出しなければならないわけだ。
そうした大きな社会変化の中で、企業はどう変わっていけばいいのだろうか。過渡期のビジネスチャンスにはどのようなものがあるのだろうか。ビジネスチャンスなどあるのだろうか。個人は今後、どのような仕事、プロジェクトに携わるべきなのだろうか。
幕末の時代の変化をいち早く読み取った岩崎弥太郎が新しい価値観に基づいて行動したことで大成功したように、今いち早く動くことが2,3年後に大きな違いを生むかもしれない。
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