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「Galileo」はiPhoneをロボットにする充電スタンド【増田(@maskin)真樹】


[読了時間: 2分]

設置台が可変する充電スタンド。リモートで台座を上下左右に回転させられる

 ハードやソフトの様々なアイディアを投稿することで、パトロンと呼ばれる支援者によって実現することができる米ソーシャルファンディングサイト「Kickstarter」。そこでiPhoneユーザーに注目されている企画がある。

 その名も「Galileo」。上の写真の様にiPhoneを据え付けられる充電スタンドだ。ただ、普通の充電スタンドではない、ロボットのように制御できるiOS上のシステムにより台座を上下左右にコントロールしたりアプリやサービスと連携することができるというもの。

 Kickstarterでは目標金額を10万ドルとしているが、記事執筆時点ですでに40万ドル超を達成し製造が確定している。市場価格で129.29ドルだが、パトロンになると最小で85ドルで手に入れることができる。

ビデオチャットから赤ちゃんモニターまで




 ロボットとしての「Galileo」の性能は目を見はるものがある。台座は360度回転、パンやティルトは高速動作。離れた場所から遠隔操作をすることもできる。

 カメラとの併用により、遠隔で視点変更可能なビデオチャットや赤ちゃんモニターなどへの応用も可能だ。

SDKでより革新的な活用法を発掘

 可能性はこれだけではない。GalileoにはSDK(ソフトウェア開発キット)が搭載されており、応用の幅は無限大となる。特にiPhone4Sなど最新のモデルではカメラの性能が飛躍的に向上しており、ビデオもHDビデオ(1080P)に対応。リモートコントロールとソフト、サービスの連携により夢のような使い方が出てきてもおかしくない。

 また、「Galileo」にはリチウムイオンバッテリーが搭載されているため自立動作も可能。本物のロボットと合体するなんてことも可能なのだ。

【関連URL】
・Galileo. Your iOS in Motion. by Motrr — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/449163977/galileo-your-ios-in-motion?ref=friends_backed

蛇足:僕はこう思ったッス
95ドルでパトロンになると、Kickstarter色が選択できるほか、日本への輸送料もタダになるのでオススメ。使っていないiPhoneを搭載して、セキュリティカメラに使ってみようと思う。ここで一言いいたいのは、こういった繊細かつ大胆な技術分野はもともと日本人が得意な分野のはず。ソフトとハード、そして日本人の繊細さが生きる分野なのだ。「cerevo dash」もあるのでチャレンジして欲しい。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 DJ、emacs使い。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは創出支援に注力し目利きとして定評が生まれつつある。夢は映画作り (宇都宮市在住)
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・Twitter @maskin・詳しいプロフィールはこちら


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