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2012年5月22日、株式会社アドウェイズが中国の重慶に新しい開発拠点を設立した。同社は2003年上海に進出以来、広告ネットワークサービスやスマホゲームの開発を行なっている。アドウェイズのスマホゲーム最大のヒット作で、AppStoreのセールスランキングで1位を獲得した「カイブツクロニクル」は、中国で作られたものだ。
重慶開発センターは、Androidを中心に中国で急速に伸びるスマートフォン関連の開発拠点に位置づけられている。管理職も含め約40名のメンバーは全て中国人。今年中に70名まで拡大予定である。
重慶を選んだ理由を同社に尋ねたところ、
「上海では人材確保が厳しくなってきたが、内陸部の都市では、優秀なエンジニアを安く雇うことが出来る。その中でも重慶の教育レベルは高い。また、重慶は歴史的に反日感情が根強いが、アドウェイズのCTOは中国出身のため、中国では中国企業と見られている。そのため、反日感情も影響がない。」とのこと。
JETROによると、2010年の重慶は、人口2800万人。域内総生産(GDP)は、前年比17.1%増の7,925.58億元。一人当たりのGDPは、27,596元(前年比20.4%増)と中国全体の成長率を大幅に上回り、世界で最もGDPの成長が速い都市という報告もある。
JETROの重慶調査
http://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/central_east/pdf/chongqing_1109.pdf
『中国新興都市50強』発表 重慶がGDP成長1位(チャイナネット)
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2012-03/26/content_24986724.htm
【アドウェイズのプレスリリース】
中国重慶市に新開発拠点を設立し、スマートフォン関連ビジネスを強化
http://www.adways.net/press/adways166.html
JETROの資料を見る限り、薄氏の在任期間中の5年間で重慶市の経済成長が加速したことは確かだ。腐敗撲滅にやっきになるくらい成長したと見るか、さてまた後任の指導者の下で、さらなる成長を遂げるのか。そもそも政治状況と関係なく発展しているのか。
写真家、広義の編集者。TechWave副編集長
その髪型から「オカッパ」と呼ばれています。
技術やビジネスよりも人に興味があります。サービスやプロダクトを作った人は、その動機や思いを聞かせて下さい。取材時は結構しっかりと写真を撮ります。
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