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急増するスマートフォン利用者。コンテンツにタッチするというその直感性は、コンテンツ&サービス提供者と利用者の関係性を再考する契機を与えている。
ところが “スマホ時代のデザインって一体どんなもの?”・・・そんな問いに的確に応えられる人は意外と少ない。
そんな謎を解き明かすスマホーアプリ&サービスの企画に携わる人のためのイベント「スマホデザイン会議」が6月28日(木曜日)、東京・銀座のリクルートメディアテクノロジーラボで開催される。
デザインをアートだと思っていないか?
IT分野においてデザインが浸透することで、確実に “デザイナー” という職業のニーズは拡大していった。しかしながら、デザインという仕事が経営に直接結び付くとはなかなか理解されず、受難の時代だったといっても過言ではない。
スマートフォンによるユーザーがコンテンツに直接触れられるようになり、さらにはソーシャルメディアの普及により “良いものはソーシャルグラフ経由で広められる” という時代に入ることで、今、「デザイン」というものを再考・再認識すべき時期に来ている。
デザインは、個人に依存したアート表現ではない。社会的諸関係を再構築する手段であり、スマホデザインの領域はその最前線に位置付けられるのだ。時には感性、時には人、時にはデータを向きあい邁進する挑戦者の共通言語としてスマホデザインを一緒に考えられれば幸いだ。
スマホデザイン会議とは
「スマホデザイン会議」は、スタートアップ企業「inno-beta」が、デザインへの関心を高めるべく啓蒙活動の一環としてスタートしたイベントで今回で二回目。
一回目は「成功者のUI法則」として、Decopicでお馴染み株式会社コミュニティファクトリー 代表取締役 松本龍祐氏の「海外展開のためのUI」に始まり、「AndroidのUI設計で押さえておきたいポイント」 NHN Japan株式会社 エンジニア 井上隆行氏、「重要なのは、毎日さわって嬉しいUI/UX」 株式会社バスキュール号 UIデザイナー 大塚晃氏といった内容で大盛況だった。
二回目はより豪華スピーカーのバラエティに富んだ内容で見応えたっぷりになっている。
第二回スマホデザイン会議 プログラム
【プログラム概要】
18:30~ 受付開始(※入場者管理のため、名刺を1枚頂戴いたします。)
19:00~ オープニングの挨拶
19:10~ 「新サービス企画とデザイン」株式会社バスキュール号 プロデューサー 西村氏
-今まで世の中になかった新しいコンセプト(世界観)を発信し続けるバスキュール。そんなインタラクティブデザインのプロフェッショナルより今までないものをユーザーに伝えるためにデザインはどのように関わってくるのかを事例をもとにお話いただきます。19:45~ 「デザイン変更による成功と軌跡」 株式会社FrogApps 代表取締役社長 中村氏
-300万「食べたい!」を達成した、美味しそうな料理を共有するアプリ「miil」の開発・運営を行なっているFrogApps。実はmiilはリリース後、機能やコンセプトは変更せずに、デザインを変えたことで大成功を収めた。なぜデザイン変更という判断に至ったのかといったプロセス、また変更するにあたっての手法などをお話いただきます。20:20~ 「ソーシャルTVが目指す新時代のユーザー体験」
日本テレビ放送網株式会社 編成局メディアデザインセンター メディアマネジメント部 加藤友規氏、 技術統括局 コンテンツ技術運用部 CGデザイナー 藤井 彩人氏
-「テレビ」×「IT」で盛り上がりを見せているソーシャルTV。今回はそんなソーシャルTV業界で先駆者として取り組みを行われている某有名企業の担当者をお招きし、クロスプラットフォームにおけるユーザー体験についてお話いただきます。21:00~ 「TechWave副編集長増田氏×ゲストスピーカー3名によるトークセッション」
-デザインという観点からチームビルディングやマネジメントについて、増田氏が本場サンフランコでの体験談や参加者からの質疑応答など、ざっくばらんにディスカッションします。21:30~ 「Ambrotype×TechWaveラボメンの軌跡」株式会社リクルート 伴野氏
-TechWaveのラボメンによるレビューでどのようにサービスが改善、構築されていったのか?その取り組みについて、デザインという観点を中心にお話いただきます。21:45~ 閉会の挨拶・解散
募集期間が短いが満席も予想できるため、早めの参加申請をお願いしたい。なお、このイベントは、定例で開催し、継続的にスマホデザインの領域の確信に迫っていきたい考え。
【関連URL】
・第二回スマホデザイン会議 on everevo
http://everevo.com/event/1716
・InnoBeta
http://inno-beta.com/
タッチインターフェイスのデザインは“感触”やフィーリングも評価されてくるとても繊細なもの。もともとウェブサービスは “客商売” のようなもので、個人的には店頭アルバイトやりまくれ! などと本気で言ってるが、利用者=お客様の心理からその関係性、目線を確実にキャッチできるかがスマホ関連ビジネス成長の条件に思う。その中で最も大切なものはデザインだ。綺麗、カワイイ、スマートといったルック&フィールはもちろん、企画経営のあらゆる要素を再構築する役割を果たすのがデザインという仕事。日産のゴーン社長が就任後すぐにデザイン質を社長室直下に置いたのは、まさにそういう理由。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。エレベーターピッチ絶賛受け付け中! (まずはAirTimeでどうぞ!)