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“ 今の気分にマッチした音楽が聴きたいなぁ ” ー 日曜日のまったりした時間にこう思ったことはないだろうか?
特定のアーティストの楽曲を聴くのもいいけど、自分を盛り上げるためになんとなく聴いていられるセレクトされたBGMも。それは、ふと訪れた店で流れているハマる時のような感覚で、音楽を日常の隠し味として機能させる可能性を持っている。
モンスター・ラボが2012年9月14日にリリースしたiPhone (iOS) 用 音楽ストリーミングアプリ 「monstar.ch(モンスター・チャンネル)」は、国内外約300万曲 (日々増加中) を気分とジャンルで絞り込んで次々聴ける無料のサービス。Android版は2012年11月リリース予定。
ターンテーブル型のユーザーインターフェイスで「JAZZ」x「気分を盛り上げる」といった指定をするだけで、雨降る憂鬱な日曜日を吹き飛ばすようなセレクトの楽曲がBGMのように流れ続ける仕組みだ。
約300万曲をチャネル型で聴き放題
monstar.chは、モンスター・ラボが独自に権利許諾を受ける国内外約300万曲を無料で聴くことができる。無料で聴けるのは月に10時間まで。月額350円の有料プレミアム会員に加入することで、10時間以上視聴可能となるだけでなく、気に入った楽曲を “マイリスト” に保存し、そのリストから再生する機能が使えるようになる。
海外でヒットしている「Spotify」(日本からは使用できない)のようにビルボードに出てくるようなアーティスなどをiTunesのように聴けるわけではないが、「気分」と「ジャンル」という簡単な組み合わせで、それにフィットした楽曲を次々聴けるようになっている。有線放送の「リラックスチャンネル」「ロックチャンネル」といったチャネルをイメージすると分かりやすい。
楽曲のセレクトは非常にうまくいっている感じでストレスがない。再生中の楽曲に対しては「いいね!」や「コメント」を残すことが可能で、それを通じて同じ楽曲に関心のある他のユーザーとの接点が生まれる仕組み。FacebookやTwitterとの連携も可能だ。また、iTunesで販売されている楽曲の場合は、そこから直接購入ページに移動することもできる。
DJによるセレクヨンも
秀逸なのはDJによる楽曲セレクション。「気分」x「ジャンル」に物足りないと感じた人は、こちらを試すといいだろう。有料プランでは毎週セレクションが追加されていく。
550チャンネルを提供する商用サービスも
実はモンスター・ラボは、既に「インディーズ音楽配信サービス」(http://monstar.fm)や、商用の「インターネット音楽放送サービス」(http://monstar.ch)なども展開済み。
特に商用サービスでは、PCおよびiOS端末を使用して有線型音楽放送業界で最多の550チャンネルを初期費用0円、月額2000円で展開しており注目を浴びている。今回の一般向けサービスの投入で、今後どのような動きが生まれるか目が離せなくなりそうだ。
【関連URL】
・気分で選ぶ音楽チャンネル | App Store
http://itunes.apple.com/jp/app/id497290777
・株式会社モンスター・ラボ
http://monstar-lab.com
特に、先行する音楽ストリーミングではスマホ対応の遅れが指摘されており、monstar.chなどの新興勢力が一瞬にして市場を塗り替える可能性もある。モンスター・ラボの場合は、楽曲許諾を独自でやっている( monstar.chでの音楽配信申込み(楽曲権利者向け))ため、遊休コンテンツを持っている権利者も注目されているようだ。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveの活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・表現・ミディアム・子ども・グローカル・共感。