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米カリフォルニア州バークレーに本社を置く日本人のスタートアップGrow! Inc.が2012年8月22日、大きな方向転換を実施した。
個人や団体の活動を支援するサービスとして2012年1月10日に正式ローンチした「Grow!」の投げ銭型モデルを、月払いの会費型応援コミュニティを運営できるサービスへと転換した。
投げ銭型モデルでは、ブログやサイトに「Grow!」ボタンを設置することで、応援したいコンテンツに対し “投げ銭” をすることができたが、継続的に支援や応援をし続ける要素に欠けていた。
新しいサービスは、審査を受け承認されたプロジェクトに対し、月額500円から10000円の会費で継続的に応援するというもの。会員は直接プロジェクト運営者と交流できるほか、任意で設けられた特典を得ることができる仕組み。なお、「Grow!」のサービス名称はそのまま、URLを http://growmonth.ly/ とし、投げ銭型のモデルはサービスを終了する。
ソーシャルパトロンの本質と定期購入モデルの出会い
kobo Touch (ブラック) |
プロジェクト運営者は、自分のプロフィールやプロジェクトの詳細を登録し審査を受ける。通過後は、月額会費の設定をするとサポーターの受け入れが開始、ギャラリーのサポーターだけが閲覧&参加できるギャラリーやトークボードが使えるようになる。
特典は、自由に設定可能なので、プロジェクトの内容にあわせて色々な展開が考えられる。なお、会費は一度設定すると後から修正できない仕組み。月ごとの総額5000円以上で、70%がプロジェクト側に支払われる。
ソーシャルメディアの普及により、メディアやアーティスト、クリエイター側と消費者の距離が近くなっている。しかし、継続的に関係を維持する仕組みが希薄で、結局話題性だけで消費がゆさぶれ続けてきた。定期購入サービスのパトロン統合は、古い時代の “お得意さま” と同じような関係を構築する有効な手段として歓迎されそうだ。
【関連URL】
・『Grow!』がサポーターコミュニティ運営サービスにリニューアル。活動を頑張る個人・団体と、彼らを応援する人たちの関係をより継続的なものとする仕組みへ転換。
http://www.value-press.com/pressrelease/100454
・遂に始まる日本版「定期購入サービス」、協議会設立へ 【増田 @maskin】 #jsca
http://techwave.jp/archives/51758556.html
・世界へGrow! ー 米社設立、増資…この1年の成長と未来について【@maskin】
http://techwave.jp/archives/51720166.html
・「Grow!」が国内正式リリース、ポイントのAmazonギフト交換も開始【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51724094.html
なり、支援が実効化すればいい。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveの活動タグは創出・スタートアップ・音楽・表現・ミディアム・子ども・日本・世界・共感。