サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

Evernote対抗となるか? 「Google Keep」登場 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 米Googleは2013年3月21日、メモや写真などをクラウド上に記録できる新サービス「Google Keep」をスタートした。

 Evernoteと似た備忘録的サービスで、文字や画面、音声、チェックリストを簡単に記録できるようになっている。クラウドストレージ「Google Drive」連携で、記録した情報はクラウドストレージに保存され、その内容は、事前に登録した複数のデバイスに自動で同期される仕組み。

 すでにGoogle PlayでAndroid版アプリが無償で提供されているほか、PC用ウェブサイトも公開されている。

Google Driveの魅力を活かす




 サービスは、とにかくメモ保存に特化。思いついたことや、必要なメモや写真などをどんどん登録していけるようになっている。

 情報は色分けしながら登録できるものの、カテゴリーやタグなどはなく、件数が増えた場合はキーワード検索頼みとなる。




【関連URL】
・Official Blog: Google Keep—Save what’s on your mind
http://googleblog.blogspot.jp/2013/03/google-keepsave-whats-on-your-mind.html
・Google Keep – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.keep
・Keep (PC版ウェブアプリ)
https://drive.google.com/keep/

蛇足:僕はこう思ったッス
2012年7月に終了した「Google ノートブック」との違いはストーリー。Androidアプリ・PCサイト共に、実にシンプルで、メモ蓄積というUX(ユーザー経験)をクラウドストレージで最大化している。これが逆にユーザーの心を射とめそうだ。
例によってEvernoteとの比較が大量に出てきそうだが、情報のるつぼであるGoogleの一アプリとして必要最小限の機能で登場した「Google Keep」は、検索→記録 という部分で強みを発揮するのは間違いなさそうだ。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら



モバイルバージョンを終了