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ネットワーク網を仮想化する技術を提供する「ミドクラ」が、総額1730万ドル(約16億円)の資金調達を実施する。ブルームバーグなどが2013年4月3日報じている。
ミドクラは、取締役 CEO 加藤隆哉 氏が、Amazon.comでは技術面で主任を勤めた経験のあるダン・ミハイ・ドミトリウ(Dan Mihai Dumitriu)氏を取締役 CTOとして2010年1月に共同創業した世界企業。
東京オフィスのほか、アメリカ・サンフランシスコ、スペイン・バルセロナに拠点を構える。
テクノロジーによるネットワーク環境革新
出資元は、政府系ファンドの産業革新機構が、最大12億円。その他のベンチャーキャピタルの出資とあわせて、総出資額は1730万ドルとなる見込だという。
ミドクラは創業以降、日本の投資家から550万ドルの出資を受けている。今回の資金調達によりミドクラは世界展開のための人員を拡大する計画。一部報道によれば上々も視野に入れているという。
ネットワーク網の仮想化とは、ネットワーク接続機器を一括管理して情報量の変動に対応する技術。例えば、機器障害があった場合、自動的にトポロジー(伝達経路)を変更してサービス停止を回避したり、ネットワーク網のスケールアップなどを容易にする特徴を持つ。
ミドクラのソフトウェアをサーバーに導入することで、機器そのものには一切手をつけず、ネットワーク網の仮想化を実現できる。
【関連URL】
・ミドクラジャパン
http://www.midokura.jp/
・革新機構:クラウド企業ミドクラに出資へ、仮想化技術に強み-関係者
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MKLRZY6KLVSM01.html
・Midokura Scores $17.3M Series A To Ramp Up Its Network Virtualization Offering On A Global Scale
http://techcrunch.com/2013/04/01/midokura-scores-17-3m-series-a-to-ramp-up-its-network-virtualization-offering-on-a-global-scale/
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。