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コネクテッドロボティクスは2018年7月20日、ロボットシステムを使ったたこ焼き店「OctoChef(オクトシェフ)」を長崎県佐世保市のハウステンボス内にオープンしました。人工知能による映像認識ディープラニングとロボットアームを使うことで、焼きむら無く一回あたり96個(16人分)を調理することが可能。人間は具材のセットや決済に当たるだけで済むため、これまで3〜4人で運営してきたたこ焼き店を1人で運営できるようになるとのことです。
実際どれほどの動きで、本当に美味しいたこ焼きが食べられるのか?利用者としてはロボットではなく、その腕に注目したいところ。コネクテッドロボティクス社のサイトで公開されている動画みると、かなり達者な腕であることがわかります。
こうした産業用ロボットは、人との共同作業が難しい分野です。ロボットによって人が怪我する可能性があるからです。しかし、この「「OctoChef(オクトシェフ)」では、協働を前提としたロボットを使うことで限られたスペースで人とロボットが同時に働くことができるようになったとのことです。
【店舗名】 OctoChef (オクトシェフ)
【運営会社】 ハウステンボス株式会社
【調理能力】 たこ焼き作り(行程:生地流し込み~焼き上げ)
AI機能により、焼きムラがないか確認することも可能です。※食材の仕込みとトッピングはスタッフが行います。1回あたりの生産量<96個/約16人分>
【場所】 ハウステンボス内 アトラクションタウン チーズワーフ一角
【開業日】 2018年7月20日(金)
【広さ】 4坪
【商品】 たこ焼き(ソース、ネギだく、明太マヨ)各500円~
ソフトクリーム(バニラ、ストロベリー、ミックス)各400円~
【営業時間】 11:00 – 22:00 (予定)▼使用ロボット
①たこ焼き:UR5(ユニバーサルロボット社)
②ソフトクリーム: Dobot Magician(Dobot社)
【関連URL】
・[公式] コネクテッドロボティクス
・[リリース] 世界初のロボットたこ焼き店「OctoChef(オクトシェフ)」が長崎ハウステンボスにオープンします
蛇足:僕はこう思ったッス
日本の産業用ロボット分野の技術力は世界でも引けを取らないといわれいるが、ユースケースが減少している。なぜかというと、工場の技術者と、ロボットアームなどの技術、それらをコーディネートして設定したり独自のソフトウェアを開発するエンジニアが不足しているから。FAプロダクツ(参考「工場をIT化する人材を育てる総合展示場「スマラボ」がオープン、FAプロダクツ」)のように教育からショールームまでを揃えて総合的に訴求するところもあるが、コネクテッドロボティクスのようにユースケースを作って実績を見せていくことも大きな前進だと思う。