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シード期のスタートアップへの資金調達を支援する、株式投資型クラウドファンディング専業証券会社が新たに誕生します。
ユニバーサルバンク社は2018年9月25日、第一種少額電子募集取扱業者の登録を完了し株式投資型クラウドファンディング専業証券会社としてエンジェル投資 プラットフォーム「Angelbank」を2018年11月にリリースすることを発表しました。
ユニバーサルバンク社は2015年5月、大学卒業後ベンチャーキャピタル「イーストベンチャーズ」に入社した鳥居佑輝氏が創業。
当初から「株式投資型クラウドファンディング証券会社をやりたい」と志を明らかにしていましたが、時間をかけ体制構築した上で2018年9月18日に第一種少額電子募集取扱業者の登録完了。事業開始に至りました。
鳥居佑輝氏は「投資可能資金が増えているとはいわれていますが、スタートアップの創業期シード期に必要な資金は全然足りていません」と語ります。
2018年11月中旬に始まる株式投資型クラウドファンディング「Angelbank」では、当初普通株式の取り扱い開始し、その後は新株予約権の扱いも行えるようにするなど、新たな事業にチャレンジする人を支援したい考え。さらには
また、案件ごとのターゲットファンドをはじめ著名エンジェル投資家やセレブ 投資家を中心としたシンジケートなども組成できるよう、第二種金融商品取引 業者の登録や投資運用業者の登録も進めて参ります。
とのこと。
Angelbankの仕組み
「Angelbank」は、創業初期(シード・アーリー期)のスタートアップ企業に対し、一般個人投資家=
エンジェル投資家として1社あたり年間50万円まで投資を行うことができるプラットフォームです。
日本ではファンディーノやエメラダ・エクイティが同種の事業を展開しています。
Angelbankでは、今後、日本証券業協会への加入後の2018年11月中に投資案件を公開にあわせて口座開設を受け付け開始をする予定。それに先駆け、エンジェルバンー公式サイトでメール会員の登録受付を行っています。
ユニバーサルバンク社は、今後、日本では類を見ない「新株の予約権の市場」にも参入したい」と抱負を明らかにしています。
【関連URL】
・[公式] Angelbank(エンジェルバンク)
・[公式] ユニバーサルバンク
蛇足:僕はこう思ったッス
株式投資型クラウドファンディングの調達スピードはプロジェクトのテーマにもよるがたった数時間で数千万円から1億円前後まで調達してしまうほどの勢いがある。新しい仕組みの登場に期待する声が大きいということもあるのだろうが、そもそもスタートアップのシード期への期待感の受け皿が少なかったという背景に起因するとも考えられる。今後注目したい。