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石山アンジュ氏、ミレニアル世代の国家公務員・ITスタートアップらとイノベーション政策の検討・提言を行う組織を設立

例えばスマートフォンやキャッシュレスなど、たった数年、数ヶ月で社会に大きな変革をもたらすムーブメントがITを中心とした領域で発生し続けてきています。多くの人がこうした流れに適応したルールや政策を模索していますが、手すら付けられず放置されるケースがあまりに増えすぎています。

そこで、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師・地域情報化などの活動で知られる石山アンジュ氏が描いたのは、これかの時代の風をいち早くつかみ未来を描くことができる組織「一般社団法人Public Meets Innovation(パブリックミーツイノベーション)」でした。

Public Meets Innovation(パブリックミーツイノベーション)

「一般社団法人Public Meets Innovation」は、ミレニアル世代とよばれる1980年代から2000年代初頭に生まれた世代を対象とイノベーション政策の検討組織。この世代の国家公務員やITスタートアップの経営者らと政策を検討し、その提言を社会に広く問いかけることを目的としています。


代表理事 石山アンジュ氏

代表理事には石山アンジュ氏、理事 小田切未来 氏、高木新平 氏、田中佑典 氏、日比谷尚武 氏が名を連ねます。ボードメンバー(BIG PICTURE BOARD)には、筑波大学学長補佐 落合陽一 氏、メルカリ 取締役社長兼COO 小泉文明氏、慶應義塾大学総合政策学部准教授 琴坂将広 氏、ニューポート法律事務所 齋藤貴弘 氏、シティライツ法律事務所 水野祐 氏、大阪大学大学院経済学研究科准教授 安田洋祐 氏が就任。

「Public Meets Innovation」(以下PMI)では、政策提言にはじまり、将来はそうしたイノベーション型社会実装の動きがしやすくなるエコシステムを構築するなどのシンクタンクを目指すとのことです。

Public Meets Innovation(パブリックミーツイノベーション)が手がけること

「Public Meets Innovation」(以下PMI)では、公共セクターとミレニアル世代のプレイヤー同士の交流や情報交換に始まり、勉強会やカンファレンスの開催、その橋渡しができる人材の育成なども行います。これらを通じ、実際は、メンバーによる政策検討や提言、発信、啓蒙、解決策などの提示、海外との連携などを行うとのことです。

団体概要
名称:一般社団法人Public Meets Innovation 代表理事:石山アンジュ
設立日:2018年10月1日 住所:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID 2F

事業内容
1. イノベーション、公共政策に関する各種セミナー、フォーラムの開催
2. 官民共同組織による科学技術、教育、文化等に関する各種情報収集、調査研究及び
政策の立案
3. イノベーション政策に関する広報活動
4. イノベーション政策に関する国内外の関係機関との連携
5. 会員を対象とした専門窓口の設置と専門家の紹介等

【関連URL】
・[公式] 一般社団法人Public Meets Innovation

超蛇足:僕はこう思ったッス
検討・提案する資質を世代で絞ることがどこまで目論見にプラスになるかわからないが、当然ながらこれからの世代はミレニアル世代以降の手に委ねられるのは間違いない。また、官民の交流は、特定の個人に依存している傾向があったので、仮にPMIが組織メンバーだけでなく広くメディアなどを通じ取り組みを拡大していき成果を生むのだとしたら、この方面ですでに後進国になりきってしまった日本にとって大きな一歩になるように思う。

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