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米アップル社は現地時間の2018年1月23日、スマートスピーカー「HomePod」を今週金曜日（1月26日）より予約開始をすることを発表しました。出荷は翌月2月9日から。残念ながら日本での出荷については言及されていません。
A8チップ搭載の高性能スピーカーHomePod
スマートスピーカーとしては後発のアップルが仕掛けるのは独自開発の高性能チップ「A8」を搭載したデバイスです。スピーカーはウーハーに加え7つのTweeterと6つのマイクを搭載、部屋のどの場所にいても快適に聴けるし声を聞き取ってくれる設計です。複数台の連携も可能。ただ、それはAmazon.comやGoogleも搭載している技術であり目新しいものではありません。
Siriがそろそろ本気出す
「HomePod」の最大のポイントは「A8」チップにあるといえるでしょう。スピーカーのパフォーマンス向上だけでそこまでの処理能力は必要ありません。それは「Siri」の可能性を最大限活かそうとしていることが読み取れます。すでに現時点で「HomePod」向けのSiriの開発キットが公開されていますが、いよいよSiriの本領発揮を狙おうとしているとも読み取れます。
そんな「HomePod」ですが、価格は346米ドル。1月26日から米国・英国・オーストラリアでオンライン予約が始まります。次いで春頃にはフランスとドイツでも販売を開始する予定です。
【関連URL】
・HomePod
https://www.apple.com/homepod/
蛇足：僕はこう思ったッス
戦略的優位が無い限りチップのことを主張しないアップルが、デザイン面で主だった差別化をせず、しれっとA8搭載スピーカーという最大のポイントを出してきたということは、Siriを軸としたスマートスピーカーの革新を狙ってくると思って間違いないと思う。もともとSiriはスタンフォードリサーチセンターという歴史ある研究所で生まれた素晴らしい技術。それを生かし切るためには時間が必要で、今こそ満を持してその本領を発揮しようとしていると思ってるっす。
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