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文章を読むための媒介として、紙だけでなく電子書籍の存在感が増してはいるものの、依然として長いくて複雑な長い文章を読むのは大変だ。文章をより早くストレスなく読めたら、というのは誰もが思うところだろう。
ところが、米の弁護士 Nick Lum 氏が開発した「BeeLine Reader」は、文章を読む時間を平均で10%短かくし、慣れるにつれ最大で20~30%も高速化することができるのだという 。
仕組みはこうだ。「BeeLine Reader」を仕えばこの画面のように、文章に階調ごとに色をつけることで、文章の始まりと終わりを認識しやすくし、スムーズに読めるようにしてくれる。
導入は、ブックマークレットをブラウザのメニューに登録するだけ。iOSでも使用できる。
もしくは読みたいテキストをBeeLine Readerのサイトに直接コピー&ペーストすることも可能だ。
赤青の階調パターン(「Bright」)が見にくい人は、「Dark」「Blue」「Gray」という他の階調色を選択して自分にあうものを探すといいだろう。
実際に使用してみると、文章が目に飛び込むように入ってくるようになる。初めは違和感を感じるが、慣れると確かに読む速度がアップしているように感じた。
シンプルな技術だが、シリコンバレーの開発コンテスト「iPhoneDevCamp」で優勝した実績もある。そもそも発明した本人が、大量の文書を読む必要がある弁護士であるということからも、効果はお墨付きか。
【関連URL】
・BeeLine Reader :: Read Faster on Mobile Devices and Computers
http://www.beelinereader.com/
こういう俺ツール的なアイディアやプロダクトはとても好き。開発者本人がニーズを感じていて、実際便利に使用できているのであれば、パッケージングとマーケッティング次第でビジネスになりうるからだ。
日本のハッカソンでは、完成することが目的となってしまって、アイディアが陳腐であることが多い。がっつり最後まで作ることに個室しがちな日本人は「BeeLine Readerは手抜きだ」というだろうけど、過去、突き抜けたITプロダクトは、さくっと生み出されたジャストアイディアのほうが多かったりする。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演している。現在、TechWaveをリボーン中。中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。(@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中)
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