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怒りの日本通信が最強モバイルルーター「WiFi3」の販売開始、あり得ない出荷停止から1週間 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 軽量かつ、3バンドのLTEネットワークに対応。しかも、連続通信時間が約8時間という魅力的なモバイルルーター「b-mobileG4 WiFi3」が日本通信より販売が始まった。

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 直販サイトでの価格は2万4900円。

 LTEネットワークは800/1500/2100MHzのバンドに対応しており、NTTドコモネットワークで使用可能。その他のネットワークも通信使用があえば使用できるとされている。


SIMロック解除推進企業の怒り

 当初の発売開始予定日は2013年6月14日。

 しかし、日本通信は怒りあらわに「WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で」というプレスリリースを配信し、出荷を取り止めていた。

 原因は不明だが、メーカー側がNTTドコモのSIMロックをかけて出荷しようとしていたためだという。

 感情的なプレスリリースではあるが、これまでSIMロック解除を推進し続けてきた日本通信の立場を考えると、共感するという意見が出てきているのも理解できる。

 いずれにせよ本日から日本通信の直販サイトやECサイトなどで販売が開始されている。逆境がバネとなるか、商品自体に対する期待の声は多い。

【パッケージ内容】
・bモバイル4G WiFi3 ルーター本体(リチウムイオン電池/装着済)
・AC アダプター、USB 接続ケーブル(充電用) ・クイックスタートガイド
【通信ネットワーク】
・ドコモLTE / 3G ネットワーク ※本製品は日本国内でのご利用に限ります。
【通信方式・周波数】
・LTE:800 / 1500 / 2100MHz、HSPA / WCDMA:800 / 2100MHz
【最大通信速度(理論値)】※端末の仕様であり、実際の速度はネットワーク仕様に依存します。
・LTE:下り100Mbps /上り50Mbps、
・HSPA:下り7.2Mbps /上り5.76Mbps、WCDMA:下り/上り384Kbps
【SIM カードサイズ】
・マイクロサイズ
【無線LAN 対応規格・同時接続台数・無線LAN セキュリティ・WPS】
・IEEE802.11b / g / n ・10 台 ・WEP / WPA / WPA2 ・WPS 対応
【連続使用時間】
・LTE:約7時間 / 3G:約8 時間
【電池・充電時間】
・リチウムイオン2100mAh(3.8V)
・約3 時間30 分(AC アダプター)/ 約4 時間30 分(USB ケーブル)
【充電用インターフェース】
・Micro-USB-B(USB2.0)
【形状等】
・端末:約89mm(W)×約79mm(H))×約17mm(D)、 約90g(バッテリー装着時)
・個装箱:約112mm(W)×約131mm(H)×約55mm(D)、約306g(端末・付属品込み)




【関連URL】
・WiFi3出荷再開のお知らせ|日本通信株式会社
http://www.j-com.co.jp/news/release/1304.html
・WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で|日本通信株式会社
http://www.j-com.co.jp/news/release/1303.html
・日本通信が複数キャリアのLTE網を統合提供へ、相互接続申し入れ 市場は好反応 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51785401.html


蛇足:僕はこう思ったッス
日本通信のSIMロックフリー製品対応カードはもう数年愛用している。当初キャリアがいっていたような「サービスがバンドルされててないと顧客の不利益になる」というようなことは一度も感じたことはなく、むしろ満足度は高い。WiFi3に期待するのは、多様なバンドと通信方式に対応しつつ、軽量で使用時間が長い点。対応カードは、日本通信からも複数のバリエーションが用意されているし、他社のものも使用できるのでTPOにあわせて選択できる点もGood。これで、まだ結論のでない複数キャリアの相互乗り入れが実現すれば、利用者としてサービス選択の多様性が出て快適になると期待している。


著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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