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ヘルスケアアプリ「カロミル」を運営しているライフログテクノロジー社は2017年8月9日、独自に開発した食事画像認識AIの料理判定の識別率が82%となったと発表しました。
「カロミル」は、食事と運動などの登録情報から人工知能が適切な健康指南をしてくれるというサービスです。この技術は2017年8月下旬にアプリに組み込まれる予定で、利用率を上げる重要な技術とみられています。
料理の写真からカロリーを算出
料理が写った写真からそれが何で、どんな栄養やカロリーがあるのかを判別する技術は、世界の人工知能技術の分野のトピックの一つといっても過言ではありません。
例えば、米Googleは買収したDeepMind(Googleが英国人工知能技術のDeepMindを買収スマート事業を拡充!【@MICKEYTACHIBANA】)派生とみられる技術で料理写真からカロリーを算出する「Im2Calories」を発表しています。
国内でも、人工知能技術戦略会議などが2017年3月に開催した「第1回AIチャレンジコンテスト」では、クックパッドの料理画像を人工知能で分析するコンテストが開催されるほか、同じヘルスケア事業でアプリを展開するFiNC社も料理分析の技術に注力していました(この記事2016年1月時点では、1万件の分析で75%の確度)。
「カロミル」の場合、ユーザーから取得した食事画像を中心に約20万件のデータを用いて機械学習の技術を開発。このデータとは別のユーザー投稿画像1万5000件を、開発した食事画像認識AIに料理判定したところ、その識別率が82%となったとのことです。
これらの識別率は学習データが増えるほど精度が上がっていくため、今後事業の成長に伴いより高い品質になると考えられます。
カロミルはアプリでダイエットから健康管理まで実現
「カロミル」のサービス提供開始は2015年12月。食事記録と運動記録の内容から栄養士がユーザーひとりひとりに最適な食事や運動の提案を行うサービスで、記録を続けられるかを工夫を随所に施することで現在は90%のユーザーが継続利用するに至っています。
今後は、さらに記録を簡単にするほか、アドバイスの自動化機能も注力したい考えです。
【関連URL】
・カロミル|人工知能がダイエットと健康管理をサポート
https://calomeal.com