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再開を果たした注目のアプリ「CASH」の次の一手は、中古品買い取りのための商品相場データの獲得です。国内外のオークションおよびECサイトを一括検索できる事業を展開するオークファンは2017年8月25日、「CASH」を運営するバンク社に対し、買い取りおよび商品相場データの提供に及ぶ包括的な業務提携を行ったと発表しました。
オークファンは、主要ショッピングモールやフリマなどのオンライン実売データを収集しており、それらを相場データとして提供しています。一方「CASH」はファッションアイテムの中古品買い取り相場情報を元に、商品の写真を提示した段階で買い取り額を提示し送金する仕組み持っており、この相場情報の扱い範囲を拡大することでさらなる事業拡大を狙っていると考えられます。
オークファンは、相場情報を活用した事業を展開する企業との連携を拡大しており、BtoBの買い取りマーケットプレース「ReFine」などを展開するSynaBizをグループ会社として抱えています。
今回の提携では、CASHを運営するバンク社に対し、オークファンが提供する幅広い「相場データ」を提供し、かつCASH利用者から送品された商品の買い取りや流通支援をするということです。
【関連URL】
・cash
https://cash.jp/
・オークファン
http://aucfan.com
・「CASHは買い取りアプリ。マイクロファイナンスを実現する一手段に過ぎません」バンク社 光本CEOが語る
http://techwave.jp/archives/interview-mr-mitsumoto-bank-ceo.html
・16時間で閉鎖したCASHが再開、事業モデルはそのまま
http://techwave.jp/archives/cash-app-resumes-biz-model-as-is.html
買い取りのマーケットは大きい。CASHがサービスイン初日に多くの人に利用されたのは、それだけニーズがあったということ。刺激的なビジネスモデルによる話題が沸騰したことで、その側面が見えにくくなったのは事実だが、買い取りの敷居を下げ、市場を開放する流れた生まれているのは間違いない。再開の初日(8/24)も1000万円という買い取り枠は2時間たらずで埋まってしまったが、これはサービスイン初日に3億超の買い取りが発生したという事実を加味すると当然の話。炎上トピックによる注目という後押しがプラス要素になっているが、CASHの本質はここでどう本質的な拡大策をどう打つかということ。この提携は始まりに過ぎない。