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スマートクレジットカードPlastc社の破綻。多くの企業がカード類で膨れあがるお財布の中身をどうにかしようとしていますが、まだ答えはでていません。もしかすると、多くの人が利用している「交通系ICカード」にそのヒントが隠されているのかもしれません。
例えばこのカードリーダー。「suica」「ICOCA」「PASMO」はもちろん、「SUGOCA」「mimoca」「はやかけん」「manaca」「TOICA」「Kitaka」といった全国の相互乗り入れ可能な交通系ICカードをタッチすると、そのカードでポイントが貯められるようになるというものです。この仕組みは福岡のレセプター社と早稲田環境研究所が共同で開発し、レセプター社が「CocoCa」というサービスとして展開を開始しました。
FeliCa対応カードに全対応、登録不要のポイントカードに
日本で普及している相互乗り入れが可能な交通系ICカードにはソニーが開発した非接触型ICカードの技術方式「Felica」が採用されています。「CocoCa」は、店舗などに設置された専用のカードリーダーを通じてそれらFelica対応カードに保存されている一意の情報を読み取り、当該店舗などからインセンティブとしてポイントを付与する仕組み提供します。事実上、主要な交通系ICカードのすべてが、ポイントカードとして活用できるようになるというものです。
ポイントの蓄積情報はクラウドに保存・集中管理されており、ポイントを付与するだけでなく、専用の管理画面から会員の情報やポイント管理をすることも可能になっています。
「CocoCa」導入店舗は、クラウド対応のカードリーダーをレンタルする形で少ないコスト導入が可能で、ユーザーも登録手続きなどをする必要なくすぐにポイントを蓄積することが可能になっています(ユーザー登録をすればスマホなどから残りのポイント数の確認が可能に)。
そのため、地方自治体や地域通的な扱いで活性化イベントなどにも採用が進んでおり、一部の交通会社とは独占的にポイントカード活用が認められているんです。
都市イベントなどでも効果を発揮
「CocoCa」は、単店舗でも導入が可能ですが、導入の簡便さから地域イベントで活発に利用されています。開発したレセプター社の本社のある北九州・福岡周辺地域ではエコポイント連携イベントやウォークラリーなどが頻繁に実施されています。
例えば2017年3月12日に北九州で開催された「おもてなしフェスタ」ではCocoCaのシステムを導入した「小倉ポイントラリー」を目玉イベントとして採用。
「CocoCa」カードリーダーを持ちポイントラリーを促すスタッフを配置するなど大々的に展開しました。
このイベントではラリー達成の参加者にクーポンを発見し、地域の活性化に貢献しています。
また、2017年4月22日から23日にかけて神奈川県川崎市で開催された「かわさきアジアンフェスタ」でもCocoCaのポイントラリーが採用され、総タッチ数は2万を超える活況ぶりだったとのことです。
「CocoCa」開発者のレセプター社 代表取締役社長 平田教光 氏は「CocoCaでポイントラリ−を展開することで、参加者の導線が見えるようになるなどの効果も出てきています。今後、販売代理店などと協力して、全国に展開していきたい」と話しています。
【関連URL】
・株式会社レセプター (CocoCaの最新情報はこちら)
https://www.facebook.com/ReceptorInc
・株式会社早稲田環境研究所(共同開発)のCocoCaページ
https://e-wei.co.jp/solution/solu01.html
・CocoCa加盟店向けページ
https://sway.com/8s5OYCGOUzXs910p
・導入事例
https://sway.com/OVgMoNkmVTIq0Us6