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サイバーエージェントは2017年9月19日、連結子会社の新R25社がオンラインメディア「新R25」をプレ創刊したことを発表しました。スマートフォンに最適化されたデザインですが、PCからも閲覧できるようになっています。
R25は、リクルートの社内新規事業創出プログラムから誕生した、リクルート発の無料月刊誌で、2004年7月の創刊から2015年9月24日号まで発刊されていました。当時は、首都圏30km圏内の駅構内に配布スタンドを設置するなど斬新なリーチ手法等で注目を浴びました。
「新R25」は、R25がターゲットとしていた25歳~30代前半のビジネスパーソンに向けたウェブマガジンで、フリーペーパー廃刊後にウェブ版を運営していたMedia Shakers社をサイバーエージェントが買収する形で再誕しました。
プレスリリースによると、「スマートフォンおよびソーシャルメディア全盛の現代に最適化したスキマ時間に消費でき、満足できる学びのあるコンテンツ」を提供するとのことですが、この新R25は、DeNAによる一連の問題に絡んで一部で疑問視する声もあったキュレーションメディア「Spotlight」も統合されており、情報メディアとしての立ち位置を固められるかが注目されます。
【関連URL】
・新R25 世の中がわかるジブンもいい。
https://r25.jp
・サイバーエージェントが「新R25」をプレ創刊 若手ビジネスパーソンのための“世の中がわかる”トレンド解説メディア
https://www.cyberagent.co.jp/newsinfo/press/detail/id=14112
フリーペーパーのR25が画期的だった点は「リーチ」と「ソース」だった。首都圏の駅構内に無料で配られる場所を確保したということ、そして、情報は情報も二番煎じではなく編集コンセプトに即した鮮度感ある話題を採用できていたこと。読者が駅のスタンドで入手したR25から得られた情報は、そのタイミングで最も価値のある状態で提供されていた、それが価値を高めたといっていいと思う。ウェブメディア、特にキュレーションメディアはリーチ手段をSNSによるシェアに依存する部分がある。鮮度感は大切なのだが、シェアされないと元も子もないので、編集的な加工が必要になる。結果的に、情報ソースを確固たるものにするよりも、世の中に流れるトピックをシェアされやすく深掘りや編纂をする流れになってしまう。どちらもありだと思うのだけど、大切なのはこのメディアがどこに“立っているか”ということになると思う。