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ブロックチェーンによる人材サービスを画策するSKILL社は2018年6月4日、日本国内での法人登記申請を完了を完了したことを発表しました。取締役には、現役DeNA社員およびDeNA出身者が名を連ねることが明らかになりました。
SKILLCOINは労働者の職務経歴やスキルを第三者によるリファレンスと共にブロックチェーンに記帳し、企業と求職者を的確にマッチングさせる仕組みを構築するもので、5月25日にCoinExchange.io、その後の6月1日にStocks.exchangeに上場を果たしていました。
非中央集権ならではの強み
SKILLCOINの最大の特徴は、ブロックチェーンという非中央集権の仕組みの上にスキル情報を記帳することで、仲介者による求職者と企業のマッチングミスの発生を防ぐだけでなく、直接取引によるコストを削減したり、そうした人材情報を活用したスキルシェアリングや教育学習などに活用できる点にあります。
この仕組みの決済手段は彼らが発効するコイン「SKILLCOIN」が使われ、SKILLCOIN社はこのコインの値上がり益ではなくこのプラットフォームの上での事業化によって収益を得ようと考えているとのこと。なお、SKILLCOINは、上場によってビットコインなどとの交換が可能になっていますが、トークンセール(ICO)は行っていません。
現役DeNA社員がCEO
SKILLCOINは2018年2月に有志によるプロジェクトがスタート。今回の法人登記申請で明らかになった役員は全員DeNA出身。一人をのぞいて全員現役のDeNA社員です。DeNAは2017年に副業制度が解禁されています。
代表取締役兼CEO 水谷友一
取締役兼CTO 田坂祐太
取締役兼CPO 小田賀一
追記 2018年6月6日
取締役兼CDOとして名を連ねていた貴島衛 氏がこの記事の公開後、退任したことが発表されました。理由としては、貴島氏の現勤務先(DeNAは2016年に入社し主に社内ツールのUI/IA設計や、採用サイトの実装、新規事業などの立ち上げに携わったのち別の企業に移っています)金融商品を扱う企業であるためSKILL社のコンプライアンス遵守を優先したことによるものです。事前に法的な問題が無いことを確認したSKILL社ですが、当記事を含めた反響の大きさを受けての対応とみられています。
【関連URL】
・[公式] https://skillcoin.foundation
蛇足:僕はこう思ったッス