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米オレゴン州のDigimarc社が注目の技術「印刷できる電子透かし」のデモンストレーションを行っています。会場は2019年3月5日から8日までの4日間にわたり東京ビックサイトで開催中の「リテールテックJAPAN」。
透明に見える箱には複雑なコードが透明のインクでプリントされています。これをスキャナで読み取ることで、通常のバーコードと同じように情報を認識するような仕組みです。
商品パッケージなどに大きな面を必要とするバーコードを印刷する必要がなく、またかつどこをスキャンしても認識するため、レジ前などのオペレーションが迅速になるのが特徴です。
Digimarcはソフトウェア技術企業
Digimarcはソフトウェア技術の会社で、スキャナーは既存のバーコード用の機器が利用可能というのが大きなポイントと言えます。このようなバーコード用スキャン装置にDigimarcのソフトウェアをインストールすれば、Digimarc対応のシステムを稼働することが可能です。
例えば、段階的に一部の商品からDigimarc対応に切り替えていくような際も、既存バーコードとDigimarcのハイブリッド対応にすることで実現します。
コア技術である「Digimarc® Intuitive Computing Platform (ICP™)」は、申請中のものを含む1100の特許技術で構成されています。組み込む情報には既存のバーコード以上の情報が保存できるとのことで、商品のトレースなどにも応用できそうです。
【関連URL】
・[公式] Digimarc | The Barcode of Everything