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ITスタートアップ。低資金かつ短期間で社会的イノベーションを発生させる一連のムーウ゛メントは、北米発で世界中に波及しているのは紛れもない事実。日本でも官民一体となって、経済復興の切り札として多様な施策が打たれている状態だ。
火付け役となった米国では、新たなフェーズへと猛スピードで移行している状態。例えば、米Diensyのように、エンターテインメントや新メディアの領域に特化した「Disney Accelerator」を立ち上げるケースも出てきている。
「Disney Accelerator」は、ディズニーが、シード期のアクセラレーター(事業創造&初期成長を加速させるプログラムを提供)する米大手Techstarsと連携して運営するプログラム。
2014年2月12日から4月16日まで応募を受け付け、1チームあたり12万ドルを出資。プログラムは6月30日からスタートで、メンターや支援コミュニティの手によって13週に渡りイノベーション創出にチャレンジするというもの。
なぜディズニーか?という人もいると思うが、そもそも、ディズニーはアントレプレナー精神の塊のようなもの。シリコンバレーの発祥はHP(Hewlett Packard)社のガレージ創業と言われているが、そこで始めに生まれた製品はディズニーの映画「ファンタジア」向けの機器だった。
また、ディズニーは「夢をかなえる」ことに強い関心を持ち、社内の技術者を「イマジニア(想像者)」と呼び、アニメや映画に革命をおこすなど比類なきクリエイティビティを発揮している。また、Audio-Animatronics®というような技術も多数発明している。
「Disney Accelerator」では、エンタテインメント領域のイノベーションを拡張するために、ディズニー社がチームを支援するというもの。起業家やクリエイター、メンター、投資家や技術者が世界にインパクトを与えるような事業の夢やビジョンの可能性を拡大する。
このプログラムに参加できるのはたったの10チーム。その代わりロサンゼルスに籠り、集中してより大きな事業アイディアや製品作りに励むことができる。もちろんディズニーおよび関連会社のキャラクターやストーリーを使用したアイディアでもいい。
結果発表のDEMODAYは2014年9月。どんな夢が生まれるのか興味深い。
【関連URL】
・Disney Accelerator
http://www.disneyaccelerator.com/
冒頭のコピーが「やるか、やらないか」。(国内の某インキュベーターさん等がかかげるものと同じですね)こんなチャレンジにトライしない手はないように思います。
本文に書いた通りディズニーはシリコンバレーの発祥とつながっています。(だから僕もイマジニアという肩書で活動しています)。ITスタートアップに挑戦する人、この業界で目的を見失っている人、壁に直面している人に、ぜひ原点回帰してこのプログラムに関心をもってもらえればいいと思います。
Walt Disney and TechWave had a dream, and the entrepreneurial will to make that dream come true.