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「enchantMOON」爆売れ完売! 販売開始1時間で1000台超予約の快挙 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 ユビキタスエンタテインメント(UEI)が2013年4月23日に予約販売を開始した新デバイス「enchantMOON」の売れ行きが好調だ。

 販売を開始した23日午後1時過ぎ、公式サイトの予約ページには注文が殺到。アクセスしにくい状態が続いた。急遽アスキーストアでの扱いも表明するが、アスキーストアも接続しにくい状態が続く。

 筆者は事前の取材で初期ロットの数を聞いていたので、そこから予測して「500台くらいは売れたんですか?」とUEI 代表取締役社長兼CEO 清水亮 氏に聞いてみると、意外な答えが返ってきた。


 「いや、その倍以上です」。

 なんと「販売開始から1時間で1000台以上売れました」(清水氏)とのこと。1万台も射程圏内に入った。世界を変えるくらいの快挙と言っても過言でないと思うのだが、清水氏は「いや、ちゃんと完成して、それをユーザさんがつかってくれて、満足してくれないと」とあくまで冷静だ。

 「enchantMOON」の価格は税込39800円。すでに初期ロットは完売で、初期ロットの出荷は2013年5月末を予定している。


【関連URL】
・enchantMOON 公式サイト
http://enchantmoon.com/
・「世界中の子供たちにプレゼントしたい端末があるか?」と聞かれたら、僕は間違いなく enchantMOONと答えるだろう 【増田 @maskin】

・UEI、enchant.jsをベースとした独自開発のデバイス「enchantMOON」を一般発売、予約は4/23で価格は39800円 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51787173.html
・enchantMOON 写真レビュー
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.605596492784305.1073741826.122455591098400&type=3

蛇足:僕はこう思ったッス
清水氏は「iPhone3Gが表参道店で1日がかかりで売った数」とか「39800円のPS2が即日完売」したことと比較して説明する。いずれも隙間時間を奪うデバイスではあるが、enchantMOONは約束された答えがない製品だ。つまり、ゲームができるとか、電話ができるとか、アプリがあります、音楽がきけますというゴールを設定されていない。こうしたいわば特殊な新興デバイスが、しかも39800円という価格でこれだけ売れるというのは快挙としかいいようがないと思います。

著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら

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