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去る2013年5月24日(金曜日)17時から25日(土)、26日(日)にかけて、「シズオカ x カンヌウィーク」(シズカン)一部門として、日本で初となる一般消費者を対象とするITアピールスペース「サイバーマルシェ」を開催しました。のべ25のプロダクトが、東京や大阪、福井などから静岡市の会場にかけつけてくれました。
始めは、私たちも勝手がわからず、簡単な呼び掛けやフライヤーやノベルティを配布するくらいのことしかできず、足早に過ぎ去ろうという人もいれば、いちおう話は聞くんだけど「ちょっと難しいのは無理」といわれてしまうこともありました。想定外の連続。
もちろん、一般消費者にアピールをするわけだから、その辺はある程度覚悟の上でしたが、現場に直面すると、そう簡単にはいかなかったんです。
IT業界で頻繁に実施されている”業界人の業界人による業界人のためのセミナーやイベント”であれば、難しいこともまあ知識があるから大抵は耳を傾けてくれるし、知り合い同志で盛り上げてくれるので安心感があると思います。
ただ、シズカンサイバーマルシェは完全なるアウェー。戦いの場でした。
ガラケー率が高い会場で、かなりの苦労があったと思いますが、そもそも静岡は市場調査などで「全国平均値が出る」として評価される地域で、日本の現実を間の当たりにされているようでした。
リラックスしつつ、わかりやすい説明で終始、話を聞き入る人が訪づれていました。
ただ、もっと来場者を増やそうと、途中で茄子の着ぐるみを投入し、会場全体でフライヤーやシールを配布するなど積極的にアピールを展開していました。
全体的に、ポスターにしても資料にしても、業界人向けに制作したものしかないということが、会場で問題になりがちでした。結局、ポスターで目を引くことができず、一人一人に説明をしなければならない状態。
しかし、たった「一言が、ゲストの心をつかむ」ということもわかってきました。
しかも、子供だけでなく、親御さんまでが関心をもって話を聞き入りような状態。
ここで感じたのは「簡単に伝える」ことが大切なのではなく、「ゲストが聞きたいと思っていることを、ピンポイントで伝える」ことが大切だということです。
もともとユーザーテストのサービスだけに、ポスターや展示だけでは「え、開発支援? バイト? どっちなの?何?」と混乱させてしまいがちですが、20分で500円もらえるいいバイトとしてメッセージを集約することで、主婦層の関心を集めることに成功しました。
案の定、多くの人が足を運び、高齢の方を含め幅広い層の方が関心していたようですが、遠くからブースのポスターと画面を見て読み上げサービスかは判断してもらいにくく、声をかけるなどすることで流れを変えていったようです。
呼び掛け方で、人を集め、賑わいを生み出す手腕はさすが、プロそのもの。
(続く)
【関連URL】
・シズカン「サイバーマルシェ」開催中、展示&地域O2O 全国xITのメインストリームへ【増田 @maskin】#shizucan
http://techwave.jp/archives/cybermarche_startday.html
・「無音のディスコ」シズカンで、ヘッドフォン使用で無音シアターも 【増田 @maskin】 #shizucan
http://techwave.jp/archives/shizucan_silent_disco.html
・シズカン「サイバーマルシェ」、出展者情報 第一段【増田 @maskin】#shizucan
http://techwave.jp/archives/shizuoka_canne_week_pre.html
・“国民総プログラマー化計画” 起動、 第一段は「誰でもスマホ企画会議」 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/project_programming.html
・カンヌ映画祭 開幕、日本の姉妹都市で連携イベント展開 TechWaveもコラボ【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/cannes_festival_65th.html
人と人が触れあい、あたらしい熱意が生まれる。この地にスポットライトが当たり、外部との関係性を継続的にケアすることで力を付けていく。IT&ネットがあるからこそできる、とても大切なひとときでした。後半、お楽しみに。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等の
https://www.chatwork.com/g/techwave_maskinベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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