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2020年の“ヤシマ作戦”、パソコンの遊休能力を新型コロナウイルスのタンパク質解明に使う方法

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大懸念が報道などにより明らかになってからおよそ2か月。日本では、若干気の緩みが出始めているが、イタリアやアメリカなど国家非常事態宣言が出させる地域も多く、世界規模でいえばかなりの人が自宅待機を余儀なくされている状態だ。

手をこまねいているだけでいいのか?何か感染拡大抑止に貢献できないか?と思っている人も多いだろう。治療薬がない新型コロナウイルスに戦う一つとして「Folding @home」という取り組みに参加する方法がある。

パソコンにソフトをインストールするだけで、CPUやGPUの使っていない能力を使って、新型コロナウイルスのタンパク質の解明演算に貢献するというものだ。

パソコンの性能を新型コロナウイルスのタンパク質解明に使う

「Folding @home」は、パソコンやゲーム機などの余っている演算能力を世界中からかき集めて、病理計算などに使うというもの。いわゆるグリッドコンピューティングと呼ばれるものだ。

現在、「Folding @home」では、CPU/GPUパワーを提供する人と世界十から100万人集めるべく活動を積極化している。

「Folding @home」の参加は簡単だ。公式サイトからアプリをダウンロードして、自分のパソコンの余り能力を新型コロナウイルスのタンパク質解明の計算に提供するだけだ。

アプリは自動で起動し、ウェブブラウザから簡易設定を行うことができる。利用者は計算能力の提供先を指定できるが、新型コロナウイルス(COVID-19)の場合は“ANY”を選択する。また、PC使用中も演算能力を提供する場合は「When While I’m working」を、使ってないときの能力だけを提供する場合は「Only when idle」を選択すればいい。「Power」で、どれくらいの演算能力を使うかパーセンテージで指定することができる。

専用のアプリの画面ではもっと細かい設定を行うことができる。

新型コロナウイルス(COVID-19)の収束に欠かせないタンパク質解明に是非多くの人が参加してもらえればと思う。

【関連URL】
・[公式] I am one in a million | Folding @home

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