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Gunosy(グノシー) はどこへ向うのか? リアルビジネス連携事業説明会を開催 【@maskin】


[読了時間: 2分]

Gunosyは2014年11月11日(火曜日)、同社としては初となる新規事業戦略発表会を開催する。

会場は東京ベルサール六本木で13時から14時40分までの予定。

今後のグノシー全体の戦略についての説明があると共に、スマートフォン上でのリアルビジネス連携を果たす新ソリューションが発表される見込みだ。グノシー取締役 最高執行責任者 竹谷祐哉 氏(写真)は「難しいと言われるモバイルでの顧客獲得の支援につなげたい」と話す。

名称 : 株式会社Gunosy 第1回 事業戦略発表会
日時 : 2014年11月11日(火)13:00~14:40 (開場:12:30)
場所 : 東京都港区六本木7-18-18住友不動産六本木通ビル ベルサール六本木B1F
ゲスト登壇者(50音順) : 佐々木俊尚様 (ジャーナリスト・作家)、土屋益雄様 (DeNAトラベル(株式会社エアーリンク) マーケティング本部長)、中島真様 (株式会社リブセンス 取締役 経営企画部長)
GUNOSY社発表者 : 福島良典 (代表取締役 最高経営責任者)、竹谷祐哉 (取締役 最高執行責任者)

申し込みは専用フォームから。定員は300名で応募多数の場合は抽選とのこと。応募締め切りは 11/5(水)。

グノシーはAI等の知見が豊富なチームが手がける洗練されたニュースアグリゲーションサービスとして2012年11月14日に産声をあげた。IT業界のアーリーアダプター層は大いに盛り上がったが、それに固執することなく数ヶ月にその方針を転換し、「いろはす」のブランディングで知られるカナリアの徳田氏によるブランドロゴへと変更。

これにはIT業界から賛否両論巻き起ったが、結局のところ積極的なTVコマーシャル展開は成功。2013年11月に提供開始した高い収益率の広告商品(「Gunosy Ads」11月5日スタート、その威力と可能性 【@maskin】)を武器に月間数億円レベルの収益を生みながら着実に成長する結果となった。現在は、3000万から4000万というユーザー規模に向け、常に変容&チャレンジしながらグノシーとしてできることを追求し続けているという。

モバイルネイティブ層の必需品へ

表題の「グノシーはどこに向かうのか」だが、竹谷氏いわく、グノシーは高いアクティブ率を活かし、日常生活の中ですぐ使えるビジネスとの連携に乗り出そうとしているようだ。PC時代のポータルがYahoo!JAPANなら、モバイルネイティブ時代の必需品とでも言えばいいだろうか。ニュース以外に、タクシー配車や飲食店の予約、路線案内、銀行振込など移動しながら利用するような即応性の高いビジネスをアプリ内に吸収しようとしているということである。


(写真) 今後リリースされる予定のテスト版「Gunosy」の画面。右下にサービスを利用できる丸いボタンが配置されている。

「モバイルで利用できる多様なサービスがあっても、結局、サイトを開いたり、別のアプリを起動したりと手間がかかり過ぎます。グノシーアプリの中だけで完結する形で、それら100から200種類のサービスをシンプルな操作で利用できるようにすることで、利用者のニーズにマッチするだけでなく、難しいと言われるモバイルでの顧客獲得の支援につながればと思っています」 (グノシー取締役 最高執行責任者 竹谷祐哉 氏)。

モバイルネイティブ時代のポータルへの舵取り。

競合アプリでも同セグメントへの注力の動きが加速する様相だが、グノシーの強みは成長トレンドにおける事業サイクルが安定化している点にある。サービスおよびターゲットの最適化 → TVCM → 広告事業の成功、その収益をリアルビジネスの協業に再投資していくようなイメージをするのがいいだろう。



【関連URL】
・ニュース第1回 事業戦略発表会のお知らせ – 企業情報|株式会社Gunosy(グノシー)
http://gunosy.co.jp/news/15
・蛇足 いろはすデザイナーによって刷新された「グノシー」を世界推しする理由 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/gunosy_global_design.html
・「Gunosy Ads」11月5日スタート、その威力と可能性 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/gunosy_ads_launching.html
・インパクト絶大! 「 Gunosy 3.0 」 登場、大きな進化と広告プログラム開始へ【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/gunosy3-0.html



蛇足:僕はこう思ったッス
一言で “ニュース”といっても、その世界は幅広く奥が深い。同じ通信社や新聞社からの記事を購入して再配信したとして、全体の流れを見据えてトピック作りをしたり、ソーシャルメディアなどの動きに呼応する形で編纂してどう鮮度を保つかによってそのサイトのカラーは全く違うものになってしまう。

ニュースアグリゲーションサイトのトレンドとしては、オリジナル記事をブレンドしたり(新生「T-SITE(ティーサイト)」 でCCCがポータル参入、T会員5000万人にオンからオフまでリコメンド 【@maskin】)、チャネルをCo-Owned Mediaとして企業に販売したり、NewsPicksなどが証券アナリストレポートを再販するようにより専門的なコンテンツへとシフトする流れにあり、グノシーもフジテレビ系人気番組「マネースクープ」とコラボチャネルを展開するなどその轍に足を踏み入れているが、既成のメディアの形や業界の慣習や権威などに「こだわらない」(グノシー取締役 最高執行責任者 竹谷祐哉氏)というのがグノシーの強みだろう。ある意味、スマートニュースやNewsPicksなどの対極にいるスタートアップと言えるだろう。

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