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音声認識デバイス市場で先行(米Amazon音声認識デバイスシェア70%超でさらに加速)する米Amazon.comは現地時間の2017年5月9日、タッチディスプレイを搭載した据え置き型のデバイス「Echo Show」を発表しました。
見た目は小さなテレビ。一辺が18.7cmの正方形パネルに7インチのタッチディスプレイとスピーカー。奥行きは9cmとデスクやサイドボード、キッチンなどに気軽におけるサイズです。画面には時間やスケジュールが表示されていますが、話しかければ、音楽や動画を再生したり、テレビ電話をかけたりすることが可能です。「Echo Show」には音声認識型人工知能の「Amazon Alexa」が搭載されています。価格は229.99ドル。2017年6月28日に出荷予定です。
ネット動画時代を牽引するデバイス
「Echo Show」の最大の魅力は、動画再生デバイスとしての存在感でしょう。Amazonプライムビデオはもちろん、 YouTubeなどネット配信動画が浸透する今だからこそ、こうした気軽に手に入れられる小型の再生デバイスが求められていたのです。
小型とはいえステレオスピーカーは十分な大きさ(2インチ)があります。現時点で出力等は明記されていませんが、これまでのEchoスピーカーシリーズの聴きやすさを考えれば心配はなさそうです。
今までネット動画観るためにスマホやタブレットを立てかけて視聴したり、わざわざテレビにスマホを接続していた人も、「Echo Show」を手に入れればそれで事足りるでしょう。もちろん、「○○○にテレビ電話をかける」と話しかければ、すぐに通話が可能になります。他のEchoシリーズとも通話は可能なので、家庭内のインターフォンとしても使えそうです。
こうしたビデオ通話は、ヘッドセットを使わないとうまく伝わらないと心配する人もいるでしょう。しかし、「Echo Show」のマイクは360度どこからでも声を集音する仕組みになっています。音声でコマンドを話す時も、わざわざEcho Showの近くにかがむ必要はなさそうです。
「Echo Show」の価値は、コミュニケーションとコンテンツ消費、両方においてベストなポジションを家庭内で獲得する点にあるといえるかもしれません。おそらく「Echo Show」は家庭内の各部屋に設置されるでしょう。もはや「リビングで大画面」だけの時代ではない、ということを浮き彫りにしてくれる可能性すらあります。
Echo Showが「スマートホーム」を制する
もちろん、それだけではありません。「Echo Show」はスマートホーム機器との連携も可能です。赤ちゃんが寝ている部屋に対応するカメラを設置すれば、隣の部屋から様子を観察することが可能です。
スマートホーム対応の温度計や湿度計、リモートスイッチがあれば、離れた場所から室内の状況を確認してエアコンの調整をすることも可能です。
デバイスの大きさは、冒頭で述べたとおり約19cm四方(187 mm x 187 mm)パネルで、奥行きは9cm。斜めになっているので、思った以上にコンパクトに感じるでしょう。ディスプレイ上部には500メガピクセルのカメラがあります。
Echo Show まとめ
・229.99ドルの小型据え置きデバイス
・Amazon Alexの音声認識が使える(日本では使えない)
・7インチタッチディスプレイとステレオスピーカー
・ネット動画は十分楽しめる
・テレビ電話にも最適
・各部屋のインターフォンとして使える
・スマートホーム機器の制御デバイスとして最適
・各部屋に置かれるような使われ方(そうなるとAlexaエコシステムがすごいことに)
【関連URL】
・Amazon: Introducing Echo Show
http://amzn.to/2qZ7d6l
・米Amazon音声認識デバイスシェア70%超でさらに加速、カメラ型Echo Lookに続き間もなくスクリーン搭載モデルも
http://techwave.jp/archives/amazon-will-unveil-new-echo-speaker-with-7inchi-touchdisplay.html