サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

「J-CROWD MUSIC」 J-WAVEが音楽専門クラウドファンディングを9月に開始、亀田誠治 氏がプロジェクトデザイナーに就任 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 FMラジオ放送局のJ-WAVEは2013年8月19日、放送と連動した音楽専門のクラウドファンディングサービス「J-CROWD MUSIC」は9月から開始すると発表した。

 運営は委員会形式だが、有名音楽プロデューサー 亀田誠治 氏を迎え、同プロジェクトの方向性などの指南を受ける。 





 「J-CROWD MUSIC」の仕組みはこうだ。

 まず、音楽に関連するプロジェクトを一般から募集。公式サイトに投稿されたものの中から、成立可能性があるものをアーティストと共に立ち上げる仕組み。

 プロジェクトには成立するための目標金額が掲げられ、その内容はJ-WAVEのオンエア中に紹介される。そに共感する人から少額の出資を受け、成立した際に対価としてCD等の商品やライブ等を提供するというもの。

 プロジェクトの例としては、「新人アーティストのCDデビュー」や「オリジナルイベント開催」などが考えられる。


賛同パートナーとの連携

 汎用のクラウドファンディングとの違いは、音楽に特価しているということと、J-CROWD MUSICのパートナーとの協業が可能な点。

 リリース時点では、パートナーとしてカード会員2500万人を持つクレディセゾンやライブチケット販売のイープラス、WESYMの名前があがっている。

 

今こそ、音楽を作りたい人も、音楽を楽しみたい人も、
自由に集まって、繋がることができる場所をみんなで作りましょう!
未来型の才能がどんどん集まってくる。 出会いが、また新しい出会いに繋がっていく。 そこで生まれた音楽が、みんなの毎日を彩っていく。 J-CROWD MUSIC がそんな場所になってくれればと思います。(亀田誠治)





【関連URL】
・J-CROWD MUSIC : J-WAVE 81.3 FM RADIO
http://www.j-wave.co.jp/jcm/


蛇足:僕はこう思ったッス
メディアのあり方、消費のあり方の変容。メディアを持つ企業とプラットフォーマーの連携によるモデルは小さな規模から開始できるし、内容も濃密になり成功しやすいと思う。音楽ビジネスについては、あれこれ主張したり議論するケースが多くあるけれど、こうした小さくもポイントを絞ったモデルが増加することで活路が見い出せるようになるんじゃないかと思う。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。
中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
mail メール maskin(at)metamix.com | ChatWork(Voice/Video) | 書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちらTwitter @maskinFacebook
モバイルバージョンを終了