宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年9月21日、探査機「はやぶさ2」に搭載していた探査ローバー「ミネルバ2」を小惑星リュウグウに向け降下したことを発表しました。
【MINERVA-Ⅱ1】9月20日 14:26JST:探査機が計画どおりにホームポジション(高度約20km)から降下を開始したことを確認しました。降下開始時刻は、機上で14:08JSTとなります。降下速度は約40cm/sです。
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) 2018年9月20日
「はやぶさ2」は、世界で初めて小惑星から試料を採取し地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機。本体には「MINERVA-II1」および「MINERVA-II2」の2つの探査ローバー用コンテナを搭載しており、今回は「MINERVA-II1」に格納されていた2つのローバーを小惑星リュウグウに降下させました。

JAXAが公開する分離運用スケジュールによると、引力の弱いリュウグウへフリーフォールで降下し、なんどかバウンスをしてから着陸状態になる模様。
2台のミネルバ2は、自律的にリュウグウ上をホップしながら移動探索する仕組み。宇宙探索史に残る取り組みに注目されます。
【関連URL】
・[公式] JAXA Hayabusa2 Project
蛇足:僕はこう思ったッス
大手から町工場まで多数の人が関わるプロジェクト。はやぶさ2は、ダッシュボードが公開されており(カッコイイ!)その動きを誰もがリアルタイムで見ることができるようになっている。最高の刺激、最高の教材、これが次の世代への夢を追う勇気へとつながるといいと思う。
maskin
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