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米Marvell Technology Groupの「Kinoma」プロジェクトから生まれた、モノのインターネット=IOT(Internet of Things)デバイス「Kinoma Create」の早期体験者向けクラウドファンディングがあと6時間程度で終了する。目標金額は1万ドルだが、10日間で3万ドルを突破。記事執筆時点(2014年4月17日 10時30分)で5万1400ドルとなっている。(現在は終了しています)
チームリーダーはAppleのメディア技術「QuickTime」の生みの親 Peter Hoddie氏。日本の有名エンジニア basuke氏こと鈴木バスケ 氏も開発者の一人として参画している。
「Kinoma Create」は、IOTプロダクトを開発するためのデバイス。Raspberry PiやArduinoなどのようなモノのインターネット開発環境の一つと言えるが、ご覧の通り、基盤剥き出しではなく、320×240ピクセルのタッチディスプレイ搭載、Wi-Fi、各種センサーや周辺機器を接続するためのコネクタが筐体の中にコンパクトに納められている。手軽るに高度なIOTプロダクトを開発できるようになっているのが最大の特徴。
Kinomaチームは「皆さんは、消費者プロダクトを実現することを目標としていませんか? おそらく、数日、数週間もしくは数ヶ月の間、C言語やLinuxのドライバ開発、センサーのマニュアルを熟読するころになるでしょう。しかし「Kinoma Create」はソフトとハードを統合し、それらの創造プロセスをシンプルにすることに成功したんです」と説明する。
その説明に偽りはなく「Kinoma Create」の開発はJavaScript言語で記述でき、インターネットへの接続、周辺デバイスをワイヤレスで検索し接続&制御が可能。もちろん「Kinoma Create」に対応したスマホアプリを開発するのも簡単。
タッチディスプレイと内蔵センサーを使用したゲームや、外部インターフェイスを接続したアイディアもスムーズに実現することができる。
なお、Kinomaはもともと独立した企業だったが、2011年2月に米Marvell Technology Groupによって買収されている。MarvellはICチップやWi-Fiモジュール、SSDなどを主力とする上場企業。
【関連URL】
・Kinoma Create | Indiegogo
http://igg.me/p/kinoma-create/cstw/5464698
・Kinoma
http://www.kinoma.com/
鈴木バスケ 氏と僕は20年ほどのつきあいがあり、古くはApple系開発コミュニティ、2000年前後から関心空間というサービスで共に活動した。彼は現在、サンフランシスコに移住し、なんとシリコンバレーまで通勤しつつ毎日コードを書いている。
鈴木氏による「Kinoma Create」の説明を別途記事にさせていただこうと思うのでお楽しみに。