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地域スポットや店舗情報に特化したソーシャルメディア解析エンジン「T-Rexa(トレクサ)」を運営するナイトレイは2013年10月18日、ソーシャルメディアの解析結果およそ4000万件を、地図メッシュごとに集計するデータ製品「ナイトレイGISメッシュデータ」を発表した。
地図メッシュデータとは、地図上のソーシャルメディア情報を、各種統計などをするために定められた地図上の経緯度方眼に整理されたもので、GIS (地理情報システム:geographic information system)との連携を前提に提供されるもの。
「ナイトレイGISメッシュデータ」の提供により、これまで点でしか評価できなかったGPS情報が付与されたソーシャルメディアデータが、多様なGISと連携しやすくなり、エリアマーケティングなどでの活用の可能性が向上する。
[ナイトレイ GIS メッシュデータ体験版サイト]のスナップショット
ナイトレイは、GIS事業を展開する各社と連携し、事業者や自治体がエリアマーケティングやリスク管理用途等の意思決定に活用できる分析パッケージの開発に注力。
メッシュデータと当該メッシュに独自のスコアリングを導入することで、投稿が発生しているエリアを可視化。
詳細データパックでは、メッシュ内で、頻出度の高い口コミワードを抽出したり、ユーザーの特徴や行動を分析することができるほか、食事や買い物、旅行といったカテゴリ分類や店舗毎の混雑度の抽出も可能にした。
技研商事インターナショナル、富士通「SPATIOWL」で採用
「ナイトレイGISメッシュデータ」で提供されるデータは、当初250m、500m、1kmのメッシュ(JIS X 0410 地域メッシュコード準拠)。
ソーシャルメディア情報の提供範囲は日本全国。期間は、基本3か月および1年周期で更新されるが、カスタマイズで最短1週間単位まで対応可能。
すでに、技研商事、富士通「SPATIOWL」で採用が決定されており、ナイトレイは今後、導入企業を増やすほかパートナー企業との連携により解析事業の強化。地域経済の活性化等を含めた社会的な価値提供を目指すとのこと。
【関連URL】
・ナイトレイがエリアマーケティングとGIS向けのメッシュデータ商品と体験版サイトをリリース -技研商事、富士通「SPATIOWL」で採用決定
http://nightley.jp/archives/969
・ナイトレイ GIS メッシュデータ体験版サイト
http://tool.nightley.jp/gis-demo/
・位置情報ソーシャルマーケティング始まる。チェックインを集約して可視化する「T-rexa(トレクサ)」ベータが公開 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51702508.html
もう一つ、スタートアップ支援という意味で富士通さんのことも書いておきたい。2012年10月に開催したスタートアップx大企業イベント「PentaTechMeeting」には、多くの大企業のキーマンの方に参加して頂いた。経営トップレベルの方が「(広義の)スタートアップとの連携は不可欠。連携しなければ、大企業はいきのこれない」と言及していた。富士通さんは、ナイトレイの取り組みに早期から注目し、積極的に支援および連携をしてこられている。そうした流れの一つとしてこのプロダクトが誕生したことを頭の隅においていてもらえると幸いっす。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプトでTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)