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文部科学省は2020年度から小学校教育にプログラミング学習を必修化する予定です。
「学校でPCやタブレットを使ったプログラミングの授業が増える」と勘違いしている人も多いようですが、そうではありません。
日常的に触れるモノやコトのルールやその価値を論理的に理解し、考えを深く展開するという情報活用能力育成がその骨子で、実際は既存の授業の中に、こうしたプログラミング的な論理的思考が組み込まれ、より意欲的に深くその教科に触れていくことになります。
TechWaveでは、数年前からこうした「情報活用能力」や「論理的思考」をトレーニングするための、ペーパプロトタイピングのツール「プログラミング体験キット」を公開しています。使うのは紙とペンだけ。
A3サイズの設問を埋めていくだけでプログラミング体験
このキットは、PDFで公開しているA3サイズのテンプレートをダウンロード&印刷して、手書きで記入していくタイプの簡単なもの。
用紙の手順に従い、物事の課題をかみ砕いて考え、それを解決する方法を「スマホアプリ」という具体的な形で導き出すというものです。実際に試してもらえればわかると思いますが、想像以上に難しく、画面設計まで到達するには時間がかかります。実際のプログラミングは、もっと一つ一つの動きやルールを細分化していくことになりますが、このペーパープロとタイピングキットでは、情報を整理し、論理的にアプリのアイディアを組み立てるというプロセスを自然と歩むことができるようになっており、5~6歳くらいからでも知的興奮を味わえるようになっています。
このプログラミング体験キットは、過去、複数の地方イベントや教育機関などでのべ3000人ほどを対象に実施されています。日本マイクロソフトなどと連携した取り組みも開催しています。勉強で机になかなか向かわない子が夢中になってアイディアを考え続ける姿を見たらきっとおとうさんお母さんは感動するでしょう。
・IT起業家がいっぱい、子供から大人まで一般の人が作ったペーパープロトタイピング企画書23枚を全公開 @maskin
・紙の上で「スマホアプリを考えよう!」 国民総プログラマー化計画 vol.1
・“国民総プログラマー化計画” 起動、 第一段は「誰でもスマホ企画コンテスト」
こちらのテンプレートは、営利非営利にかかわらず、ワークショップなどで自由にお使いいただけます。
採用2名に5000円分のカードをプレゼント
また、栃木県のFMラジオ局「FM栃木 レディオベリー」では、現在毎週火曜日10時30分に放送している「アプリトーク(AppsTalk)」と連動して、この「プログラミング体験キット」を使ったアプリ企画コンテストを実施しています。TechWave編集長が審査するもので、レディオベリーでの表彰(金券付き)のほか、TechWave内でも紹介(追加プレゼントあるかも?)したいと思いますので、ふるってご応募ください。
●対象
(未就学児もOK)小学1年生~中学3年生
●賞品
作品が番組で紹介された2名にiTunesカード5000円分
●応募
下記宛先に郵送、又は応募フォームからお申込み下さい。
(フォームの場合は記入した用紙をスマホカメラで撮影してその画像をお送りください。応募フォームに氏名などをエントリーするとアップロード用リンクが表示されます)
●郵送宛先
〒320-8550 栃木県宇都宮市中央1-2-1 エフエム栃木
「アプリトーク夏休みアプリアイデアチャレンジ係」
●結果発表
8月28日(火曜日)午前10時30分頃~
「B with You」内「Apps Talk」のコーナーにて発表
AppsTalk Facebook
【関連URL】
・紙の上で「スマホアプリを考えよう!」 国民総プログラマー化計画 vol.1
・[公式] 「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」の公表について
蛇足:僕はこう思ったッス