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ソフトバンクとヤフージャパンの合弁会社であるPayPay社がコード決済サービスを開始(2018年10月5日)してからはや3か月。2018年12月4日にスタートした「100億円あげますキャンペーン」は、決済金額の20%をPayPayの残高として付与(上限は5万円)、抽選で全額(上限は10万円)付与する人も出るなど大きな注目を集め、わずか10日間で原資を使い切るなど話題を呼びました。
そのキャンペーンの還元が2019年1月8日から10日にかけ始まったのですが、一部のユーザーに対し残高付与取り消しの通知が行われており落胆の声が広がっています。これまで、PayPayにクレジットカードが不正登録されるなど、システム&運用面での準備不足が指摘されていたため、不信感をあらわにする利用者もみられます。
「PayPay」が発表した「PayPayボーナス等が「付与取消」となる場合の理由について」という文書では、その理由として以下のような説明を行っています。
特典残高付与取り消し理由(その1)不正利用
・クレジットカードの不正利用
・架空の取引
・取引の分割
・不当な取引や返金によるPayPayボーナス等の詐取
・複数のPayPayアカウントでの同一クレジットカードの利用
・取引やキャンセルの状況により不正行為が行われたと当社が判断した場合
・PayPayアカウントやYahoo! JAPAN IDの不正利用
このような不正行為での取り消しは充分に理解できますし、同社はモニタリングをした上でアカウントの停止も行っているとのこと。
また、次のように、取引が成立しないのも納得できます。
特典残高付与取り消し理由(その2)
・対象となるお支払いをキャンセルし、返金を受けた場合
・付与される前に、対象のPayPayアカウントが停止または削除された場合
今回、問題視されていいるのは、以下のようなケースに集中していると見られます。
特典残高付与取り消し理由(その3)
・1人のお客様による複数名義の支払い手段での利用
・複数のPayPayアカウントで付与を受けたことが確認された場合
例えば、家族のカードやLINEPayカードや Kyashなどが発行するプリペイド型のカード(本人名義ではなくLINE MEMBERなどとなる)を使った場合、取り消しになる模様です。結果として、複数のPayPayアカウントを作ったという人もいる可能性があります。
この部分について利用規約には記載されているようですが、そもそも本人確認が不十分であると指摘を受けているほどで、システム的にそれを回避する十分な策が立てられていたようにはみられません。正当な利用の場合、質問フォームにて問い合わせを受け付けるとのことです。
【関連URL】
・[リリース] PayPayボーナス等が「付与取消」となる場合の理由について
超蛇足:僕はこう思ったッス
もちろん不正行為はいけないことだと思うけど、あれだけ「どんどん使ってー!」とバラマキ型で突っ走った先に「やっぱりあげない」というのは姿勢の問題のように思う。キャンペーン後に、決済やチャージは24時間で2万円以内に変更されているわけだし。仮に、これが不正利用防止のしわ寄せではなく、大量の人が対象になるのだとしたら大きな問題になるだろう。結局流通残高に固執してこういうことになるのなら、残高ではなく、いったん銀行送金で返金したらどうかと?と思う。