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シリコンバレーなど北米では一般的になりつつあるものの、日本でも世界でもデータサイエンティストの不足が深刻化しています。
「データサイエンスは、あらゆる業種の企業から強く求められているスキル。専門分野とデータサイエンスの技能とのかけ算で新たなビジネスが生まれる」そう叫ぶデータサイエンティスト 五十嵐康伸 氏は、パーソルキャリア(旧社名:インテリジェンス)で1年をかけて作り続けてきたデータサイエンティスト育成プログラム「Data Ship」を2017年10月23日、遂にスタートしました。
対象は、将来データサイエンティストとして活躍したい大学生や大学院生(新卒、第二新卒など)。未経験でも基礎的な内容から受講可能。受講料は無料です。
理工系以外も学べる
五十嵐康伸 氏は企業に勤務する一方でデータをビジュアライズするオープンソース(OSS)「E2D3」をリード。エクセルを使ってデータを誰もが可視化できるまさに万人向けのデータ・サイエンス・ツールでした。
「データサイエンスは非常に新しい分野です。さまざまな専門領域をデータサイエンスで組み合わせることで “新しいビジネス” を創出することができる可能性があります。
そこで、Data Shipでは、理工系の学生のみならず、いわゆる文系(経済、法学、文学等)の学生をもが「データサイエンティスト」を目指せるような支援をしていきたいと思います。これまで大学で学んできた専門に加え「データサイエンス」を掛け合わすことで、新しいビジネスを産むことができる可能性があるのです」(五十嵐康伸 氏)
実際、「Data Ship」のプログラムは、プログラミングから人工知能、数学の基礎から学べるようになっており、受講者のレベルや希望する受講スタイルにあわせて柔軟に学習できる構造になっています。
求人倍率6倍超
「Data Ship」プログラムの最大の特徴は、学習だけに留まらない点です。
「HR企業であるパーソルキャリアならではのポイントが大学と企業の掛け渡しをおこなうことができる点です。
データサイエンティストが活躍できるシーンは多々ありますが、企業が求めるデータサイエンティストの要件は、業界・職種・規模毎に異なります。1万社の企業人事部と繋がりのある弊社だからこそ、そうしたニーズに合わせてデータサイエンティストを育成し、採用までに至る総合的な流れを作ることができるのです。
なお、実際弊社DODAのデータによると、データサイエンティストの求人倍率は6倍以上。半年間で求人数が30%増加しています」(五十嵐氏)。
「Data Ship」概要
受講生募集
受講料:無料
定員:100名(予定) ※定員以上の応募があった場合、受講生は選考とさせていただきます。詳細は、説明会にてご説明いたします。
受講期間:約6ヶ月 応募条件:1データを使ったビジネス創造に興味がある2018年~2019年に卒業予定の大学生・大学院生・高専生・
専門学生、卒業後3年以内の社会人。 ※データサイエンスの知識がない方でも応募いただけます。 ※理系・文系は問いません。
2説明会への参加 ※詳細は、説明に応募いただ後ご連絡いたします。
応募方法:HP(http://www.data-ship.jp/)より、説明会にご予約の上ご参加ください。
「Data Ship」ラーニングフロー
STEP 1 : 説明会へ参加(2017年10月-11月) ・東京、横浜、藤沢、筑波などで開催される「Data Ship」説明会に参加
STEP 2 : オンライン型学習(2017年10月-11月)
・プログラミング言語 Python、機械学習、基礎数学などについてオンラインで学習
STEP 3 : ワークショップ型学習(2017年12月) ・企業や、他大学の学生とのワークショップを通じ、 データサイエンスに関する課題に取り組む
STEP 4 : インターンシップ(2018年1月-3月) ・データサイエンティストとして、企業で実際に業務体験
※日程や内容は、変更になる場合がございます。何卒ご了承ください。
【関連URL】
・Data Ship | PERSOL
http://www.data-ship.jp
パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp
シリコンバレー在住時、とにかく町の人みんなが科学者みたいなものだなと感じた。どんな物事も科学的に分析・解決していく姿勢があったように思う。それぞれ程度はあったが、個人が一つのことを追求するスタンスが文化として根付いていたように思う。だからこそ現在、シリコンバレーエリアではデータサイエンティストの求人が一般的になりつつあるが、それでも世界で見ると数万人規模で人材が不足しているのだという。人工知能やIoT、ビッグデータの活用フィールドが拡大し続けている背景をみれば納得だが、では、具体的に人材不足をどう解消するかという施策は意外なほど少ない印象。今回のプログラムは関東のみで最終的な採択者は20名程度ど少ないが、これを試金石に今後地域なども拡大していくとのこと。期待したい。