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旅行会社「H.I.S.」もチャットボット導入、人工知能SENSY(センシー)のエンジン利用

カラフル・ボードが開発するパーソナル人工知能「SENSY」。ファッション分野でのバリューチェーン最適化で一定の成果を出す中(人工知能SENSYによるバリューチェーン最適化がもうすぐ実現、運営のカラフル・ボードがアパレル大手らからシリーズB 8億円調達)、さらなる先の人工知能エンジン活用へと歩を進めました。

それは今、最もホットなトピックといってもいいチャットボットサービスです。その名も「SENSY BOT for
Biz」。導入先、第一弾は旅行会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)です。

SENSY BOT for Biz

パーソナル人工知能「SENSY」は、自然言語処理、画像解析技術などを組合せ、一人ひとりの感性を個別に解析するディープラーニング技術を使い、商品などのレコメンドや需要予測、接客に活用し成果を出してきました。

「SENSY BOT for Biz」では、この人工知能技術を応用し、LINEやFacebook等のチャットアプリのみならず、自社サイトなどにチャットシステムを組み込める、汎用的なチャットボットシステムとして提供します。

特徴は、チャットボットが質問に対応できない場合に担当オペレーターにシームレスに切り替わるハイブリッド運用を採用している点。また、不足している知識は、ウェブのダッシュボードから担当者が登録育成することができるようになっている点です。

また、SENSYが持つ売り上げ向上の各種エンジンを組み合わせることで、顧客に対する質問対応のみならず売り上げにつながる施策も打てるようになるとのことです。

H.I.Sのサポートを拡充

カスタマーサポートやFAQページなどを充実させてきたH.I.S.は、増え続けるチャットサポートへの問い合わせに対し、チャットボットとオペレーターを融合させたエスカレーションシステムを採用することにより24時間365日の対応を実現しています。

システムとしては、FAQサイトに組み込むAIチャットボット「おおじろう」に加えオペレーターが対応するチャットシステム「SENSY CS CHATDESK」を導入するとのことです。

今後、将来的には、SENSYが得意とする顧客1人ひとりのニーズや好みを分析する技術を使うことで、サポート対応もよりパーソナライズされた形を目指すとのことです。

【関連URL】
・H.I.S.
www.his-j.com/Default.aspx
・AIチャットボットおおじろう
https://www.facebook.com/HISojiro/?fref=ts
・カラフルボード
https://www.colorful-board.com

蛇足:僕はこう思ったッス
 LisBのJR西日本チャットボットも機械と人間のハイブリッド対応。増えるニーズに対する現時点での最適解がヒトとボットということか。SENSYはこうした対話型インターフェースの分野での人工知能投入にフォーカスしてきた会社だが、ここでパフォーマンスを発揮することができたら、広大なチャットボットエンジン市場を優位に進められる確立は格段に高まるだろう。
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