115万ダウンロード突破の家計簿アプリ 「ReceReco（レシレコ）」、 遂にAndroid版アプリ提供開始 【@maskin】

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maskin

Editor In Chief at TechWave.jp

1990年代初頭から記者としてまた起業家としてITスタートアップ業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジ等に所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア（スペイン）の元日本編集長、World Innovation Lab(WiL)などを経て、現在、スタートアップ支援側の取り組みに注力中。

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[読了時間: 2分]

　ブレインパッドは2013年11月28日、スマートフォンのカメラでレシートを撮影するだけで家計簿をつけることができる人気の無料アプリ「ReceReco（レシレコ）」のAndroid版の提供を開始した。

　「レシレコ」は2013年1月31日にiOS版をリリース。翌月2月にTechWaveが開催した「アプリ博」に出展した(「レシート撮影で自動データ化　家計簿アプリ「ReceReco（レシレコ）」が秀逸な件【湯川】#appex_」)のを機にテレビ等で話題となり、家計簿アプリとしては異例の無料ランキング1位を獲得するなどの快挙をなしとげた。

　発表時点でのiOS版のダウンロード数は115万。約2000万枚のレシートが登録され、支出総額450億円を記録している。

　今回新たにリリースされたAndroid版は、iOS版ユーザーの要望を多く取り入れた進化版。iOSよりも一歩早くリリースする形となっている。

　機能面の改善は利用頻度の高いグラフに集中しており、見せ方からUIまで大幅にアップデートしている。また、撮影したレシート画像を保存したり、購入店舗の履歴を検索するなどの機能も追加された。

　また、レシレコの今後の発展形となる他者サービスなどとの連携も、Android版では先行して実装されている。

　例えば、家計簿データのCSV出力やEvernoteバックアップ、「マネーフォワード」「MoneyLook」対応に加えエコカーライフ支援の「e燃費（イード）」や全自動クラウド会計ソフトの「freee」との連携を実現。

　また、主婦層に向けたコンテンツ提供も拡充。エキサイトの「E・レシピ」から料理レシピ2万点の提供を受けたり、凸版印刷「Shufoo!」の電子チラシ情報9万5000件を表示するなどを開始している。

【関連URL】
・「ReceReco(レシレコ)」公式サイト
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.brainpad.recereco
・ブレインパッドが東証マザーズから一部へ市場変更、アプリ博で「レシレコ」がブレーク 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/brainpad_move_mothers_to_1stsection.html
・IT業界の進歩と調和「アプリ博2013」、 2月20日(水)・21日(木) 開催 #appex2013 #smwtok #smw13 @maskin
http://techwave.jp/archives/51779059.html
・レシート撮影で自動データ化　家計簿アプリ「ReceReco（レシレコ）」が秀逸な件【湯川】#appex
http://techwave.jp/archives/51781387.html

蛇足：僕はこう思ったッス
レシレコチームは少数精鋭。ブレインパッド社はそもそもデータ分析を主力とする企業であり、データの収集さえ安定的に回転するようになれば、その先の展開は水を得た魚状態。そういう意味でレシレコのiOSにおける成功は、大きな意義があり、今回のAndroid対応によってさらなる成長を得られるとなれば、購買支援→データ分析による経済への刺激策、みたいなアプリスタートアップがもたらす好循環のフックとなることが十分に考えられる。