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シェアリングロッカー「ecbo cloak」が沖縄進出

施設のデッドスペースを荷物預かり所として活用するいわゆるシェアリングロッカー事業「ecbo cloak(エクボクローク)」を展開するecboは2017年8月9日、沖縄ツーリストと業務提携し、那覇市・国際通りを拠点に「ecbo cloak(エクボクローク)」を展開することを発表しました。これにより荷物預かり所の不足を解消し、観光客を身軽にしより充実した旅行経験を創出する効果が見込めるようになります。


ecbo 代表取締役社長 工藤慎一 氏と沖縄ツーリスト 代表取締役会長 東良和 氏

エイサー祭りの季節の荷物預かりニーズに対応

発表文によると沖縄県は「県民の皆様へ観光客を「うとぅいむち(おもてなし)」の心で温かく迎え入れる「ウェルカムんちゅになろう。」のPR」を行っているほか、毎年6月から9月にかけて「一万人のエイサー踊り隊」をはじめとするエイサーのお祭りが多数開催される際の荷物預かりの需要に対応したい考えです。

沖縄ツーリストからは国際通り屋台村で離島の情報発信・観光案内を行っている「OTS離島マルシェ」、那覇市の泊港内「ケラマ諸島観光案内所」、国際通りにある「OTSメンバーズラウンジ」が加盟。

また国際通りに9店舗あるTシャツ屋「コスミック」のうち8店舗、パワーストーン専門店「ティダノワ」本店・サンライズ店の2店舗、南国居酒屋「ROUTE 29」などがecbo cloakに加盟しています。
今後も沖縄ツーリスト株式会社と協力し、国際通りを拠点に沖縄県全域までサービスを広げ、加盟店舗を増やしていきます。

東京・京都・大阪・福岡・沖縄

ecboは2015年6月2日に設立。シェアリングロッカー事業「ecbo cloak(エクボクローク)」は2017年1月に東京でのサービス開始を皮切りに京都(2017/4)・大阪(2017/5)、福岡市(2017/6)とサービス拡大をしてきました。今後、沖縄地域は、沖縄ツーリストと強力して、国際通りを拠点に沖縄県全域までサービスを広げ、加盟店舗を増やしていく考えとのことです。

【関連URL】
・ecbo cloak(エクボクローク)
https://cloak.ecbo.io/
・荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」が東京・京都・大阪・福岡に拡大
http://techwave.jp/archives/luggage-strage-ecbo-cloal-now-expansion-four-cities.html

蛇足:僕はこう思ったッス
 着実に拡大を続けるecbo。観光主要都市でのオペレーションから得られるフィードバックは大きく、随時サービスのアップデートが行われている印象。課題はあるがトップの工藤慎一氏にはそれを乗り越えられるビジョンがあるのが強い。そして今回は有力なパートナーを得ての地域展開と事業モデル自体の魅力も業界に浸透し始めてきたことが分かる大きなトピックとなる。
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