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Slackにスクリーン共同作業機能追加、買収したスタートアップのサービスを完全吸収

チャットツール「Slack」の機能追加が進みます。今回は、2015年に買収した米ScreenHero社の画面共有&コラボツールがSlack内に吸収されました。

最新のSlack PCアプリおよび有料版のユーザーは「/call」コマンドを実行すると、各ユーザーのPCのスクリーンを共有できるだけでなく、共有画面に書くユーザーが書き込みやコーディングを行うなど共同作業が可能になります。

スライドに線などを描画することはもちろん、スプレッドシートのセルにフォーカスするといった一般的な画面共有のみならず、共有されている相手の画面で操作をしたり、ペアプログラミングなどが実行できるようになります。

これは、もともとスタートアップとして開発してきた「Screen Hero」の機能(参考「コラボ型画面共有サービス「Screenhero」でペア開発しよう【増田 @maskin】」)であり、今回のSlackへの統合により2017年12月1日付けでこのサービスは終了することになります。なお、Screen Heroは2015年にSlackに買収されSlack向け開発を続けていました。

【関連URL】
・Screen sharing in Slack, made interactive
https://slackhq.com/screen-sharing-in-slack-made-interactive-cf8816efaa01

蛇足:僕はこう思ったッス
 SkypeやFacebookはもちろんappear.inやZoomといったコラボツールが浸透。リモートで画面共有をしたり、Google Docsのように共有した複数のユーザーで文書を共同編集するという流れが当たり前になっているが、今回の機能はそれらをまるっと取り入れたものといっていいだろう(使い勝手がどうかはじっくり評価しないといけないが)。こうしたスタートアップ買収の波は、筆者がシリコンバレー在住時に(2000年頃まで)経験したもの。最近はアクハイヤー(買収と採用)という言葉で語られているらしい。
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