手持ち服から毎日自動でコーディネート、ファッションアプリ「XZ（クローゼット）」がアップデート

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maskin

Editor In Chief at TechWave.jp

1990年代初頭から記者としてまた起業家としてITスタートアップ業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジ等に所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア（スペイン）の元日本編集長、World Innovation Lab(WiL)などを経て、現在、スタートアップ支援側の取り組みに注力中。

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ファッション・コーディネート・アプリ「XZ（クローゼット）」を運営するSTANDING OVATION社は2018年7月12日、手持ちの服を使って自動でコーディネートを提案できる機能を実装するアップデートを行いました。アプリは無料で提供されています（
iPhone・Android）
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「XZ（クローゼット）」は2014年9月にサービス開始。アプリの中に擬似クローゼットを作り、所有するファッションアイテムのコーディネート・アイディアを登録共有することで、ユーザー同士で交流することで経済的需要を創出していこうという狙いがあります。

2017年8月には（参考「繊維商社大手のファッションテックファンドが「XZ(クローゼット)」運営会社に出資」）受けたことが明らかになっています。

今回のアップデートでは、登録してある手持ちのファッションアイテムから、日々の天候などの条件にあわせて最適なコーディネートを自動で提案する機能を追加しています。



この機能は、これまでの「XZ(クローゼット)」の運営で蓄積されたユーザーが登録した手持ち服300万点の情報と、コーディネートパターンを解析し、自動で提案するエンジンを開発。


気象庁の天気・気温の予報値を使い、ユーザーの手持ち服を使った1週間分のコーディネートを提案する機能なども実装しています。

このカレンダーは提案だけでなく、実際に着用したコーディネートを記録する役割を果たします。STANDING OVATIONは今後、ユーザーの好みやテイスト・体型・ライフスタイルまで考慮したファッションコーディネート提案へと進化する考えで、2018年12月には新品アイテムの提案などもこのスキームで行われてる計画です。

【関連URL】
・[公式] STANDING OVATION


蛇足：僕はこう思ったッス
先進国からすると遅れがちな日本のIT＆ファッション。こうした地道ながらファッション商業界からの出資も受けたプロジェクトが、既存の業界を巻き込みながら成長し、市場への刺激策へとつながることになればいい。