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2013年10月8日に公開された記事「世界初 メッセンジャーアプリ「Spika」を完全オープンソースで公開、フロントからバックエンドまで提供」という記事は、とても大きな反響を呼んだ。
開発したのはクロアチア在住でクローバースタジオを経営する安江健 氏。
明日2013年12月20日、ウミガメウィークの会場(東京・渋谷「サノウラボプラス」)で、ビデオ会議形式によるトークショウを開催する。時間は13時頃スタートで15時終了の予定(時差や準備の都合で若干開始が遅れる可能性があります)。
「Spika」の公開には日本と世界つながる知られざるドラマがあり、そのエピソードなどを中心に話を伺う予定。
「Spika」公開にまつわる大きな反響の要因には3つの要素があった。
一つは「LINEのようなスマホメッセンジャーが誰にでも開発できるオープンソース」であること。これは疑いようもないインパクトだった。
もう一つは、安江氏がクロアチア人と日本人ハーフであり、国土に限りあるクロアチアの人材流出をつなぎ留めたいという志と日本との関係を構築したいという意欲に共感する声が拡大した点。
そして、もう一つは「バックエンド側のプログラムの品質が悪い」という評判が立ったからだった。
PHP系の著名なエンジニアの方などを中心に、品質についての言及が相次ぎ、いわば手のつけられない炎上状態となってしまったのだ。
オープンソース公開と批判、その後
このまま炎上が拡大する懸念もある状態。安江氏からも「TechWaveにも悪影響があるのでは?」と謝罪の連絡をもらうほど。
筆者としては、建設的な方向になればいい、TechWaveとしてどうしたらいいか悩む中、安江氏は批判を前向きに受け付けるためのソーシャルメディアアカウントを解説。すると、いくつかの出来事がおこったのである。
それまで批判していた人達を含め、オープンソースのコード開発に貢献し始めたのだ。
週末に「Spikaハッカソン」を開催してくれる有志も登場。
安江氏は、それを受け、数日間の徹夜作業に没入、最終的にはまったく違う高い完成度のコードとして生まれかわったのである。
現在、この件を機に、クローバースタジオは日本企業とのプロジェクトも始まり、新たなスタートが切れたとのこと。そんな安江代表に、その思いや日本と世界をつなぐ一つの物語について話をお伺いしたいと思う。
・トークショウ参加はこちらから!
https://www.facebook.com/events/466846163426044/
会場:渋谷センタープレイス1F 「+SANOW LABs.(サノウラボプラス)」
〒150-0043 渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス1階 http://plus.sanowlabs.jp/?cid=1
【関連URL】
・世界初 メッセンジャーアプリ「Spika」を完全オープンソースで公開、フロントからバックエンドまで提供
http://techwave.jp/archives/spika_launching.html
いま4機目をめどにリボーンしようとしているTechWaveは、「日本を軸に世界をつなぐ」ということを主眼においている。マッチングではなく、つなげる環境とそのパスを用意する発想だ。Spikaの件は、まさにそれを体現する出来事だった。何人かの方に、「日本にいるだけでは知りえないことだった」「考え方が変わった」といわれ、ソーシャルメディアでも同じようなことを言及していただいた。日本と世界をつなぎ火をつける。ただ、橋渡しをするだけでなく、本人同士が自由にコンタクトできるようにして、火をつけられるようにする。TechWaveで僕がやろうとしていることが、形となった事例として、深く心に刻まれたし、今回のトークショウを最高のないようにできたらと思う。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプト「BreakThroughTogether」でTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)