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シンガポールに拠点を置くDiixiは2014年9月28日、日本では前代未聞となるバトル形式のプレゼンテーションイベントを開催する。会場は伝説的なパーティを多数生んできた渋谷のクラブ「HARLEM」。時間は18時からでチケットは(立ち見1000円、1席3000円)オンラインで入手可能だ。
このイベントは、2013年に第一回がシンガポールを舞台で開催され、国内外の88人のイノベーターらがプレゼンテーションを行った。今回、シンガポールで2014年10月25-26日に開催される第二回イベントを前に、予選を含めたサテライトイベントという形となる。
1プレゼン3分。1対1のバトル形式で22人が戦う。最大のポイントは異業種のイノベーターが一つのステージで争う点。北米初のピッチ文化が浸透する日本IT業界からの登壇はもちろん、ダンサーから口笛世界チャンピオン、天文学博士までいる。
主催者であるDiixi ファウンダー兼CEO 小林慎和 氏の考えは明白だ。
「あるイベントで、IT起業家とコックが議論するのを目撃したんです。そこで大きなヒントを得られました、
おそらくほとんどの起業家は、多様な経験こそあれど、考えるのは机上になってしまうと思うんです。結局、自分の得意な分野で、自分の得意な分野から外れることなく、物事をすすめてゆく。だから、想像できること以上のことはできないわけです。
ところが、私が出あったIT起業家とコックは普段深く話をすることなんてないわけですが、そこでの対話で多くの気づきを得ていたんです。つまり、いつもどっぶり浸っているコンフォートゾーンの外側に出ることで、普段は使われていない脳の使われ方がONとなったのでしょう。
このような熱意のバトルは、最近のトレンドであるニッチマッチング型のマーケティングにもフィットします。例えば、Taxiドライバーのきめこまやかな気づきがあって初めてUberが誕生したように。現代においては、むしろ分野と分野の境目にこそイノベーションの萌芽が眠っているとさえ思います。
そしてLIVE。現代は、SNSなどの普及により誰でも簡単に人とあうことができるわけですが、その人の情熱に触れられ、何かをしようととするところまでの衝動に発展するかというと全てがそうではありません。音楽のライブのように、カミナリに打たれたような衝撃を受け、人生が変わっていくような出会いはやはり人の情熱が伝達されるLIVEなんだと考えたんです」(Diixi Founder/CEO 小林慎和)。
【関連URL】
・the CHAOS ASIA 2014 東京サテライト by Diixi
http://tokyo.thechaosasia.com/#home
・Intel世界コンテストで優勝 しくみデザイン 中村俊介氏 CES2014キーノートにも登壇、「次世代を担うイノベーター達」として紹介 【@maskin】 #ces2014
http://techwave.jp/archives/shikumidesign_play_demo_at_ces2013keynoteadress.html
言葉や立地の問題も確実に介在するけど、最も問題なのは意識の壁。ConfortZoneから抜け出さないことをよしとする、人の心の問題だ。それを突破するには、強い情熱と、多様性、そこに火をつける方法の3つが必要で、the CHAOSは、すべてにおいてConfortZoneの外にあるイベントなのだ。
ちなみに、その時、一緒にいた名実ともに世界を飛びまわるイノベーター しくみデザインの中村俊介さんも登壇される。