[速報] Facebookが2月3日に新iPhoneアプリPaperをリリース!【@MICKEYTACHIBANA】

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[読了時間:3分]
Facebookは現地時間1月30日に新iPhoneアプリPaperを2月3日に出荷すると発表。電子版の雑誌を模したのがFlipboardだがPaperは電子新聞がコンセプト。全く隙のない美しいUIでユーザー体験の大幅な向上が約束されている。自分に関連するニュースフィード、そしてキュレーションされたセクション(新聞のセクションの想定)の2部構成でそれらを絶妙に統合したこのアプリは、Facebook Creative Labsが手がけた最初の作品となる。

ホームスクリーンからストーリーズをブラウズしながら選択すると美しく全画面表示に、オーバーサイズの高解像度写真もiPhoneを傾ける事でドラマチックに表示、ストーリーからストーリーへの画面遷移は指で左右にスワイプするだけ、各ストーリー毎に複数の写真で綴るフォトアルバムを作成可能、写真は縦スクロールでスムーズに閲覧。ビデオもアプリ内でそのまま再生。また、ストーリー内に地図や外部リンクを含める事も勿論可能で、リンク元の記事も連続性を持って同じページの中で開く事ができる。ここまでは、Facebookのニュースフィードリーダーとしての大幅な刷新部分。

更に、分野ごとの「セクション」で著名な雑誌や新聞のニュース配信や専門家がキュエーションした記事を購読する事ができる。テーマや興味別のセクションから自分の購読したいセクションをお好み(Favorite)に登録する事で自分用のデジタル新聞をセットアップ。Paperではどんなセクションになっているかは分からないが、因に我が家に届けられるThe New York Times紙日曜全国版のセクションはというと| WORLD | U.S. | SPORTS | BUSINESS | FINANCE | REVIEW | STYLE | TRAVEL | ARTS | OPINION |となっているが、ウェブ版では| VIDEO |というセクションがあったりと媒体によって多少のバリエーションがある。セクションからセクションへの移動もストーリー同様、指で左右にフリックするだけだ。写真をピンチしたりズームしたりする時以外はiPhoneを持ったまま片手で全部ナビゲーションできる設計だ。

後はもちろんシェア機能、貴方のメディアリッチなストーリーを友達と簡単にシェアしよう。貴方の友達が何を読んでいるかも分かるので、その場でLIKE!を押しましょう。2月3日が待ち遠しい。Android版や日本語版に関する情報はありません。今回のリリースにあたっては、日本語ニュースメディア配信は未対応としても日本語表示自体は問題無いだろう。
#Paper #Facebook

 

 

【関連URL】
・Facebook Creative Labs
https://www.facebook.com/labs

 

蛇足:Mickey’s インスピレーション

先ずはFacebook Creative Labsに対して最大の賞賛を送りたい。Paperチームは僅か15名でMichael Reckhowプロダクト、Mike Matasがデザインの責任者だ。元GoogleのCreative LabにいたJi LeeがCommunication DesignerとしてFacebookに来たから、彼が関係していてもおかしく無い。それにしてもFacebook Creative LabsのウェブサイトってApple的デザインで、とてもストーリーテリングだなぁ。自分はFlipboardのオリジナリバージョンからの大ファンで、Palo Altoのウェアハウスも訪問した事があるが、とにかく普通のアプリデベロッパーさんとは美しさとかユーザー体験へのこだわりが違っていたし、その根底には明確なビジョンと信念があった。Facebookも機能だけでは無く、ユーザー体験を重視し、そして美しいデザインをアーキテクチャーレベルまで掘り下げてゼロから製品化する姿勢をここで示した事は、今後、他のデベロッパーさんにも大きな影響を与える事になるだろう。なんかIT業界が成熟し、テクノロジー製品が一般家庭に、洋服やコーヒーカップのように、ごく普通に入ってくるフェーズに差し掛かっているんだなと改めて感じる次第。2014年は何かが違う。Flipboardはご存知のようにSamsungのスマホにはMy Magazineという名前でプリインストールされている。FacebookがPaperをiPhone版だけリリースする裏にはiOS7の機能が必須だったという以外に隠された理由があるのだろうか。Apple vs. Google、Facebook vs. Google、何ですって?ストーリーというコンセプトがGoogleのカードというコンセプトにちょっとだけ似ているって?そうだね、データベースで再利用する事を考えると、個々のコンテンツにそれぞれMeta Tag、Meta Dataを付けておいた方が後々便利だ。ネットと直結のアプリケーションというフレームには、常時アプリが規定している一定条件でフィルタリングされたコンテンツ郡をリアルタイム並べて表示する。サーバーにはこちらもリアルタイムで生成されていくコンテンツが沢山プールされていて、そこから今の貴方に必要なコンテキスチュアルな内容が、貴方用にパーソナライズされて送られてきて、しかも美しく表示される。これがアプリの2014年仕様という事か。話は脱線したけど、Flipboardの大ファンである自分はPaperを手に入れるのが待ち遠しい。貴方はどう思いますか?

 

続報:

Bloomberg Businessweek及びAllFacebookの記事によると、Facebook Creative Labsから2014年中に5〜6本のアプリがリリースされるだろうと。未だ触ってすらいないPaperの完成度に万歳の私としては嬉しいニュースなのですが、中でも気になったのは、これらの単独アプリに関しては、Zuckerbergが頑に守って来た「実名ベース」というポリシーを取り下げたようだという部分。旗艦アプリFacebookはソーシャルグラフやコネクトと、既にネットスペースでのID保証という立ち場もあるので、「実名ベース」のポリシーを変えるはずはないが、ティーン離れが一部のメディアにおいて指摘されているFacebookにとっては、今後は「匿名ベース」でコミュニケーションできるツールも有りだと考えているようだ。

Mickey Tachibana

1995年からサンフランシスコ・ベイエリア在住。地図のゼンリンの米国法人CEOを経て、アルファテック研究所を設立。日本企業とSFベイエリア/シリコンバレー企業とのパートナーシップ支援/経営戦略シンクタンク。全てのデバイスが相互に接続し、社会インフラとして人々の生活に日々変化が起きているこのタイミングで、米国のテクノロジートレンドを現在進行形でリポートしていきます(つまり半年後の日本を皆さんにシェア)。評価する際の最初の5分の感覚を鈍らせないように玄人になりすぎないようにする事、かつ広範囲に定点観測しテクノロジーランドスケープを逐次更新する事で、変化の先にある大きなイノベーションを独自の嗅覚でイメージします。というか、電子音楽家、アートイベントキュレーター、ケーブルTVプロデューサー、右脳型でかつ守備範囲が広いマイペースなテクノロジー探検家として知る人が多いかも。ご連絡はmickey_t[at]mac.comまで。

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