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AppleのiPadの大反響を受け、今年は多くのハードメーカーからタブレット型パソコンが発売されることになりそうだが、注目はGoogleのChromeOSを搭載したタブレット型パソコン。GoogleのChromeOSのサイトには試作品の写真やコンセプト動画が掲載されていることから、発売になる可能性はかなり高い。出るとすれば年内発売もありえる。3月にiPadを買うべきか、様子を見てからGoogleタブレットを買うべきだろうか。
価格とウェブ閲覧ではGoogle
価格的には恐らくGoogleタブレットのほうがiPadより安くなると思われる。Googleは自社開発の基本ソフトChromeOSを無料でハードメーカーに配布するのだし、低価格パソコンの製造を得意とする台湾メーカーなどが作れば、かなり安く作れるかもしれない。3万円前後という価格帯も、決して実現不可能ではないだろう。iPadの下位機種の価格が499ドルということは、日本で5万円弱で発売になると思われる。3万円と5万円。結構、大きな差かもしれない。
それにiPadはFlashと呼ばれるコンテンツ作成技術に対応しないため、普通のパソコンで見ることができるのにiPadで見ることができないウェブサイトがかなり存在する。どうやらAppleのスティーブ・ジョブズ氏は個人的にあまりFlashが好きじゃないようだ。
Googleのタブレットは、当然何の問題もなくほとんどすべてのウェブサイトを表示できるだろうから、主にウェブ閲覧にタブレットを使いたいのならGoogleタブレットで決まりだろう。
音楽、電子書籍を楽しむならiPad
見た目のオシャレさや使い勝手の革新性では互角だろうか。Googleのタブレットのコンセプトに関する動画を見ても、なかなかオシャレな使い勝手を目指している。
一方で、iPadには、音楽を楽しむためのiTunesやiPodの機能が搭載されるし、電子書籍を読むためのiBookも新しく搭載される。さらには音楽、動画などのメディアを楽しむための仕組み作りが進められているもようで、iPod用に購入した楽曲をネット上に記録させておいて、パソコンでもiPhoneでもiPodでも楽しめるような仕組み作りが進められているという情報もあるし、スティーブ・ジョブズ氏が映画会社やテレビ局、雑誌社の幹部などと頻繁にミーティングを重ねているという情報もある。(参考情報:次のiPhoneは大型バージョンアップ、でもFlash未対応、Steve Jobs in Secret New York Meeting With Top Times Execs)
やはり結論は、タブレット型のパソコンが欲しいのならGoogleタブレット、タブレット型のメディアデバイスが欲しいのならiPadということになるのかもしれない。(関連記事:iPadというタブレット型メディアと、アプリになる広告)