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米9to5Macによると、iPhone向けソフトウエア開発者キットの中にビデオチャット(テレビ電話)に関連すると思われるアイコンが見つかった。Appleは次期以降のiPhoneにビデオチャット機能を搭載する可能性がありそうだ。
ビデオチャットは背面にしかカメラのない現行のiPhoneでは物理的に無理なので、次期以降のバージョンのiPhoneには前面にもカメラが搭載されるものとみられる。3G回線でビデオチャット機能が使えるようになるのかどうかは分からないが、少なくとも無線LAN(wi-fi)環境では使用可能になるだろう。もしskypeなどのアプリで使用可能となれば、パソコンともビデオチャットが可能になり、ビデオチャットの利用が一気に拡大する可能性がありそうだ。
本格テレビ電話時代、一気に到来か
9to5Macによると、上の絵にあるように電話に関するユーザーインターフェースのフレームワークの中に「ビデオを受け付ける」「ビデオを断る、終了する」の2つのアイコンが見つかった。この表現からどう考えても、これらのアイコンはビデオチャット用のものとみられる。
日本では早くから携帯電話にテレビ電話機能が搭載されたが、普及するに至っていない。このことから「一般ユーザーはテレビ電話機能を望んでいない」と結論づける意見もあった。しかし、日本でこれまでに普及しなかったのは、テレビ電話の通話料金が従量制で高額だから。また電話は、利用者が増えれば増えるほど利用価値が増すというネットワーク効果が働く。逆に言えば、利用者が少ないと利用価値がない。なので料金が高く利用者が増えなかったので、価値がなく、普及しなかったということだと思う。
しかし反対に料金が定額制で、どれだけ利用しても追加コストがかからなく、しかも利用者が多いとネットワーク効果が働き、一気に広まる可能性がある。
例えばパソコンでも利用者が多いビデオチャット機能つきのSkypeは、Skype同士なら無料。iPhoneのSkypeアプリでビデオチャットが可能になると、一気に世界中の無数のパソコンSkpeユーザーとの通話が可能になる。仮にソフトバンクなどのiPhoneの通信事業者が3G回線でもビデオチャットの利用を認めれば、本格ビデオチャットの時代があっという間に到来する可能性がありそうだ。