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ウェブ上のアニメーション技術FlashをめぐるAppleとAdobeの論争が続いているが、ヴァージン・アメリカ航空が自社ウェブサイトからFlashコンテンツを削除したことが、明らかになった。Flashコンテンツ搭載のウェブページを完全に表示できないiPhoneなどのApple製モバイル機器が消費者から見捨てられるのか。それともApple製品に表示できないFlashコンテンツを切り捨てる動きがウェブサイトの間に広がるのかー。論争がIT業界に与える影響に注目が集まっているが、早くもFlash切り捨ての動きが出始めたようだ。
▼恐るべしiPhoneの影響力
動画ファイルをダウンロードしたわけでもないのにアニメが動くウェブサイトなどはFlashを使っている場合が多く、日本でも携帯電話事業者など消費者向けにデザインセンスのよさを訴えたいサイトなどはFlashを多用している。
しかしAppleのiPhoneや今月末に発売が予定されているタブレット型パソコンiPadなどは、不具合の発生や電池の消耗の速さを理由に今後もFlashに対応しないもよう。【関連記事:ジョブズ氏がFlashをこき下ろしたという情報再び、Googleの「悪者にならない」はうそ=ジョブズ氏(米Wired)】
これに対し、Flashを開発したAdobe側はAppleをブログなどで批判し、業界関係者の間で論争を巻き起こしていた。【関連記事:Flash未対応のiPadのウェブ体験は「最高」じゃない=Adobe社員がポルノサイトなどを例に批判、「AndroidでFlashサクサク動きます」=AdobeブログがAppleに皮肉?】
こうした動きの中で、英Registerの報道によると、ヴァージン・アメリカ航空が1日行ったサイトのリニューアルで、Flashのコンテンツをすべて取り去った。Registerに対し同航空の技術の責任者Ravi Simhambhatla氏は、「今年はヴァージンにとってモバイルに力を入れる年。iPhoneを含めあらゆる機器上で表示できるサイトを作りたかった」と語っているという。
photo via Flickre
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