恐るべしソーシャルゲームのパワー=モバゲータウン3月は600億PV【湯川】

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 株式会社ディー・エヌ・エーが運営するケータイSNSサイト「モバゲータウン」がページビューを急速に伸ばしている。北京で開催された2010 China Social Game Summitで講演した同社の守安功氏によると、ソーシャルゲームに注力し始めた昨年秋からページビューが急増しており、3月は月間ページビューが600億PVに達したという。怪盗ロワイヤルなどのソーシャルゲームが人気のようで、さらに1月にプラットフォームをオープン化しサードパーティがモバゲータウン向けにソーシャルゲームを開発できる環境を整えたことが奏功したようだ。

 同社の投資家向け資料によると、3月のページビューは612億PVを記録。このグラフを見てもソーシャルゲームに注力したことが急成長につながっていることが分かる。

モバゲーPV


 1−3月期の決算の具体的な数字はまだ出ていないようだが、大きく成長を続けているようだ。

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 売り上げの内訳も、以前はアバター関連の売り上げが大きかったが、10−12月期にはゲーム内の武器などの売り上げが急激に伸びており、売り上げ全体の半分を占めるまでになっている。

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 守安氏は「今年に入っても順調に伸びている」ことから、日本の2010年のモバイルのソーシャルゲームの市場規模は1000億円になると見込んでいる。

 モバイルのソーシャルゲームは、今のところ日本が最も進んでいる。SNS自体、日本ではモバイルを通じた利用が多いからだ。2004年にケータイのパケット定額制が始まって以来、若い世代を中心にケータイを通じてインターネットを利用するユーザーが増えている。
 グリーもモバイル版を始めてから急成長したし、モバゲータウンの利用者も9割以上がモバイルからのアクセスだという。

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 世界に先駆けて日本でまず普及したモバイル・ソーシャルゲームだが、守安氏は、1、2年後には世界中でも広く普及すると見込んでいる。その理由は2つ。「1つには、ソーシャルゲームは1時間、2時間と熱中するものではなく、時間の隙間を使ってプレーするものだから。PCよりもモバイルのほうがソーシャルゲームとの親和性が高いから」と言う。もう1つは、携帯キャリアの課金の仕組みを利用できるので、PCよりも課金がしやすいからだ。

 海外でのモバイル・ソーシャルゲームの普及を見込んで、株式会社ディー・エヌ・エーは海外展開を急いでいる。同社のサイトによると、海外では次のような事業を展開している。

英語圏では、2008年1月、米国に子会社「DeNA Global, Inc.」を設立し、9月にケータイ向けSNSサイト「MobaMingle(モバミングル)」を開設しました。
2009年10月には、米国でケータイコミュニティサイト「Crush or Flush」を運営するIceBreaker U.S., Inc.を完全子会社化し、また、iPhoneゲームデベロッパー向けに SDK(※1)サービス「OpenFeint」を提供しているAurora Feint Inc.と資本業務提携(当社より20%出資)しました。

中国では、2006年7月に100%子会社「北京得那網絡科技有限公司(DeNA北京)」 を設立し、中国の携帯ユーザ向けに「加加城」を開始しました。
2009年7月には、中国での事業展開を更に加速させるために、中国最大級のモバイルSNSサービス「天下網」を展開するWAPTX LTD.を子会社化しました。

今後、米国を中心とした英語圏市場ではIceBreaker及びDeNA Globalによる携帯(WAP(※2))向けサービスとAurora FeintによるiPhone向けサービスの展開を進め、中国市場においてはWAPTXのモバイルSNSサービスを事業の基軸とし、「モバゲータウン」で培ったコミュニティ運営と収益化のノウハウ等を活用しながら国際事業展開を進めていきます。

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 守安氏によると、日米両方の子会社SNSをモバゲータウン同様にオープン化し、APIをほぼ同じにし、1つのソーシャルゲームを日中米の3つのモバイルSNS上で展開できるようにする考え。また中国の中小のゲーム会社に対し総額で1000万元(約1億3000万円)の予算で開発を支援する準備もあるという。

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