クーポン共同購入サイト初のテレビCMを投入したGroupMALLに聞く、シリーズ急成長する国内フラッシュマーケティング(1) 【@maskin】

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[読了時間:3分]



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Amazia社GroupMALL TVCMより


 GroupOnの成長を受け、日本国内でもフラッシュマーケティングサービスのローンチが相次いでいる。フラッシュマーケティングとは商品やサービス利用時の使用できる値引きクーポン等を期間限定で販売する手法のこと。ギャザリング(同時購入)の手法を併用し「24時間限定! 100名さまに50%OFFクーポンを提供」などと値頃感を演出し購買意欲を煽る。もともと米国で火がついたものだが、日本でも2010年4月頃から増加し始め、すでに100以上のサービスが投入されたともいわれている。

 そこでTechWaveスタッフライター1号機の私maskinが、シリーズ「急成長する国内フラッシュマーケティング」としてその現状をウォッチすることにした。

 まず始めに紹介するのはシーエーモバイルグループからスピンアウトしたAmaziaの「GroupMALL」だ。サービスインは2010年7月1日。当初東京エリアのみ提供していたが、11月1日から東京5エリア(渋谷・恵比寿、六本木・赤坂、銀座・新橋、新宿・池袋、東京周辺)と横浜エリアに拡大。同時に国内フラッシュマーケティングサイト初となるテレビコマーシャルの放送を関東地区限定で開始した。

 続々とライバルが参入するフラッシュマーケティングサイト市場とはいえまだ黎明期過ぎない。その中でGroupMALLのTVCMは功を奏するのか、その狙いと市場観についてAmazia 代表取締役 佐久間亮輔に話を聞く。





 その前に、まずGroupMALLについて簡単におさらいしておこう。このサイトの最大の特徴は20〜30代女性向けのクーポンが、定価の半額以下で提供される点にある。ギャザリングの仕組みが導入されており、申し込みが規定量に達しないとクーポンそのものが成立しないので、本気で利用したい人はSNSやメール、Twitterなどで参加者を募るのが常識。ソーシャルメディア趨勢の時代だけに、それだけ波及効果が期待できる。利用料金はGroupMALLで決済し、購入したクーポンは印刷して使用する。有効期限は6ヶ月と長い。

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Amazia社GroupMALL TVCMより


 サイトはPC・モバイル両方に対応しており、メルマガ登録でクーポン情報をメールで入手することも可能。差別化戦略についてはどうなっているか、佐久間氏はこのように説明する。

「20〜30代女性をターゲットにしており、デザインはもちろん、PC・モバイル連動サイト提供、おねだり機能などより女性が使いやすいサービスにしています。会員登録に占める女性の比率も高くなっており、女性をターゲットとする店舗様に喜んで頂けております」

20〜30代女性にとって欠かせないサービスに

 GroupMALLを利用する店舗を増やすために、Amaziaは社内と外部パートナーで営業を随時行なっている。「半額クーポンやフラッシュマーケティングそのものに理解を示さないところもまだ多くあります」(佐久間氏)と話すものの「認知は着実に広がっており、かなり強気の姿勢でいる」と自身の強さを示す。その強気がテレビコマーシャルにつながったと理解してよさそうだ。

「やはり外食産業は巨大ですから期待感も大きいです。うまくいけばクーポンを利用する他の業種にも展開できる。そのうちの1%が得られただけでも規模は大きいし、将来全クーポンの半分がGroupMALLのようなスタイルに置き代わるという予測もできなくありません。

 テレビコマーシャルはまだ手始めですが、まずはテレビを観ている方々に認知してもらい、店舗や利用者双方に対する信頼構築につながればと考えています。そのため店舗側の手数料も安く抑えています。目標は、フラッシュマーケティングにおける20〜30代女性の必須サイトという認知を定着させるというところです」(佐久間氏)

スピード経営で地方展開へ

 GroupMALLの開発は全て社内で実施。ウェブサービスにおける開発スピードの速さで定評がある開発フレームワーク「Ruby on Rails」を採用しており、過去の他サービスでの開発実績を活かしスピーディーに安定的なサービス展開を実行すべく、現在もエンジニアの人材募集をしている。

 GroupMALLは今後このスピード感を活かし2011年始には地方展開をスタートする予定。「その時までには10万人がリピーターとなっている状態にしたい」と佐久間氏は抱負を語る。

■ 関連URL
・Groupmall
http://groupmall.jp/
・株式会社Amazia
http://www.amazia.co.jp/

付録「グルーポン系サイトまとめ クーポン共同購入/フラッシュマーケティング」

NAVERまとめを使用し、フラッシュマーケティングサービスの関連サイトリストを収集しています。まだ不足していますので、追加等あれば御一報ください。
(まとめページへのリンクはこちら ↓ )
グルーポン系サイトまとめ クーポン共同購入/フラッシュマーケティングリ


蛇足:僕はこう思ったッス

フラッシュマーケティングサイトでRailsやRuby用クラウドサービスHerokuなどを利用するケースが目立つ。これは市場が「いかにスピーディーにサービスを投入するか」というサービス中心にシフトしたことを表わすと思う。
今後、定期的にサービスを取材していく予定なので、自薦他薦かかわらずおもしろくて将来性があるサービスがあったら maskin[at]metamix.comまでご連絡お待ちします。
著者プロフィール:イマジニア 増田(maskin)真樹twitter:maskinmetamix)

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 十代からメディアクリエイターとして企画設計から開発までマルチな才能を発揮。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で活躍。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。
 数年間の休眠後、現在TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。DJやイベントオーガナイザー。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動。徐々にスロットルを回しはじめている。詳しいプロフィールはこちら(お仕事下さい m(_ _)m

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。
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