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楽天グループのリンクシェア・ジャパン株式会社がアグリゲートサイトの運営を始めた意図はいくつかあるのではないかと考えます。
以下いくつかポイントをまとめました。
1.楽天あんしん支払いサービスへグルーポン系サイトを誘導する
湯川さんの追記にあるとおり、楽天の決済システムをグルーポン系サイト運営者に導入してもらうこと。
2.グルーポン系からアフィリエイトで稼ぐ
既に、オールクーポンジャパン、グルーポンなうが行っているような手数料ビジネスを行うと考えられる。
いくつかのグルーポン系サイトは、アグリゲートサイトを経由してチケットが購入された場合売上単価に対して数%の手数料を支払っています。
楽天が抱える6200万人の会員を「Coupon Cafe」へ流入することにより、より多くのユーザーをグルーポン系に流すことが可能となります。
グルーポン系サイトはその手数料を販促費として捉えることができるので、比較的アフィリエイトに応じやすい。
3.スマフォアプリでパーソナライズドディール(※補足)
既にスマートフォンからの流入も可能だということで私が以前書いた記事にあるように、パーソナライズドディールも可能となり、さらにトラフィックを伸ばすことができると考えています。
4.楽天会員へのクロスセル
既存楽天会員へ、新たなサービスとして抱き合わせで、「Coupon Cafe」を提供することで会員の活性化や新たなマネタイズを可能としていると考えます。
結論は、楽天の圧倒的な会員数をバックに、グルーポン系サイトへ
「Coupon Cafe」経由で購入させることで、そこの手数料を稼ぐという意図があると考えています。
消費者に対しては200サイト以上ある日本のグルーポン系サイトのメールを一々チェックすることは非常に手間ですし、毎日毎日メールが来るのでうんざりしていると思います。
アグリゲートサイトでパーソナライズドされたディールが届くなら、そちらの方を優先的に見ることになるでしょう。
※補足「パーソナライズドディール」
利用者の属性によってチケットを出し分けるというシステム。
米国グルーポンでは既に実装されており(http://www.groupon.com/blog/cities/personalized-deals-faq)
同じ地域に住んでいる人に違ったチケットを提案することが可能となる。
「モラトリアムの最大化」をもっとうに人生を猪突猛進しています。
漫画家、イラストレーター、ソーシャルメディアコンサルタント、オルタナティブブロガー、面白アイディアマン、コピーライター、バンドマン、化学屋。
2009年4月、アクセンチュアに入社。同時にルームシェアを始める
主にSAP導入プロジェクトのPMO(半年間)、小売業のBPR(半年間)に従事する。
2010年7月、ルームシェアをしていた仲間と株式会社シェアコト設立。取締役兼漫画家に就任。同9月グルーポン系サービスを開始。10月より、ソーシャルコマースビジネスを開始する。
TechWave塾第2期、第3期を受講後、TechWaveコネクト(OB会)にも参加中。