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米Chicago Breaking Businessは、かねてからうわさになっていた米Googleによる共同クーポン購入サイト最大手米Groupon買収の交渉が決裂したと報じた。2人の別々の消息筋からの情報としており、60億ドルといわれるGoogleが提示した買収金をGrouponは拒否したという。この報道を受けてTechCrunchもこの事実を確認したと伝えている。(最終確認: GoogleのGroupon買収は消えた)
またBusiness Insiderによると、GrouponのCEOであるAndrew Mason氏は過去の資金集めで十分な資金を確保できたので「お金はもはや重要ではない」と語ったいう。
蛇足:オレはこう思う
GoogleがGrouponをほしがった理由はよく分かる。Googleの持つ検索連動型広告は、既に購買意欲を持った消費者の背中を押す役割を果たす。一方でGrouponは、消費者の口コミを通じて製品情報が流れることで購買意欲を持っていることさえ気付かなかった消費者に対し購買意欲を持たせることができる「ソーシャル」な仕組みだ。このソーシャル広告、ソーシャルコマースの領域にGoogleは入って行きたかったのだろう。
GoogleがGrouponをほしがった理由はよく分かる。Googleの持つ検索連動型広告は、既に購買意欲を持った消費者の背中を押す役割を果たす。一方でGrouponは、消費者の口コミを通じて製品情報が流れることで購買意欲を持っていることさえ気付かなかった消費者に対し購買意欲を持たせることができる「ソーシャル」な仕組みだ。このソーシャル広告、ソーシャルコマースの領域にGoogleは入って行きたかったのだろう。
一方でGrouponにとってGoogleと組むメリットってなんなんだろう。特にこれ以上資金は不要というのであれば、買収される意味はない。Googleの力を借りなくてもGrouponは独自に成長できる。Mason氏はそう考えたのだろうし、僕もその考えは正しいと思う。